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わたしは生きた

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フォーマット 書籍
発売日 2024年06月20日
国内/輸入 国内
出版社HeHe
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784908062599
ページ数 48
判型 A5

構成数 : 1枚

  1. 1.[書籍]

東京のまちを中心に、2021年に開催された「東京ビエンナーレ 2020/2021」。
総合ディレクター・小池一子から出た言葉「東京に祈る」に呼応するように、内藤礼の作品「わたしは生きた」は制作されました。
1945年3月10日、東京大空襲により10万人を超える死者を出した東京都心東部エリアで、内藤は今なお残る戦争の記憶や痕跡をたどり、蔵前にある長応院境内のギャラリー・空蓮房に小さな人型の彫刻「ひと」を置き、墓地の慰霊碑に水を捧げました。また戦火の中、子供たちが避難し、現在も現役の小学校内にある地下防空壕にも「ひと」を配することで、周辺地域の持つ戦時の記憶を浮かび上がらせ、過去の鎮魂と未来へと捧げる、祈りの空間をつくりだしました。
暗闇の中、光のある方に身体をむける「ひと」。2011年に初めて制作された「ひと」は、わたしとあなた、生と死、内と外、過去と現在、そこにあるすべてを内包しながら静かに佇む者。「ひと」の前で人は、さまざまなことを思い、またさまざまな感情が喚起されることでしょう。
本書は、どのようなことがあっても、人は亡くなるその瞬間まで生きたのだ、と信じ「わたしは生きた」と題された本作を、畠山直哉の写真と小池一子のテキストにより書籍化したものです。
当時、会場は完全予約制、一部非公開であったため、作品の全貌が明らかになるのは初めてとなります。

作品の情報

メイン
著者: 内藤礼小池一子
写真撮影: 畠山直哉

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