静かなエモーションを感じさせる、繊細さとダイナミズムが同居する歌声が、ハートの深淵にまで届いていく…。
正真正銘のディーヴァ=ランディ・クロフォードが1998年に発表した革新的R&Bアルバム『EVERY KIND OF MOOD』が、初めてアナログ盤となって登場する!
オリジナル・アルバム収録曲に加え、当時CDシングルでリリースされていた楽曲をボーナス・トラックとして追加収録!

ハートの深淵にまで届くヴォーカル…。76年にあのジョージ・ベンソンの後押しによってアルバム・デビューを果たし、以降ゴスペルで培った歌唱力を武器にジャズ、フュージョン、ソウル、ポップと多様なジャンルを横断する独自なスタンスで活躍を続けてきた正真正銘のディーヴァ、ランディ・クロフォード。彼女の最大の魅力は、なんといっても繊細さとダイナミズムが同居するそのヴォーカル・スタイルだ。特にライヴ・パフォーマンスでは、フロアの空気を瞬時に変えてしまう表現力とテクニックを持ち、その歌声はファンだけでなく批評家たちや多くのミュージシャンをも魅了している。

R&B/ジャズ・シーンに忘れがたいほどの印象と足跡を残す画期的R&Bアルバムとしても称される、彼女が1998年に発表した代表的アルバム『EVERY KIND OF MOOD』が、今回初めてアナログ盤となってリイシューされることとなった。この2枚組アナログ盤には、オリジナル・アルバム収録曲である15曲に加え、当時CDシングルなどで発表されていた、現在では入手困難となっている4曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。

ボーナス・トラックとして収録されているのは、「Wishing On A Star」や「Bye Bye」、「Are You Sure」や「Silence」といったシングル曲の、アルバム・ヴァージョンとは異なるエッセンシャル・ミックス音源たちだ。ゲートフォールド・パッケージを採用した今作に収録されている音源は、すべてブランク&ジョーンズによってアナログ盤用に丁寧にリマスターが施された音源が採用されている。

1998年1月20日にリリースされたアルバム『EVERY KIND OF MOOD』は、全米トップ・ジャズ・アルバム・チャートで初登場第三位を記録、全米トップ・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートでは初登場第二位を記録した作品だ。「Wishing on a Star」や「Captain of Her Heart」といったクラシック曲のクロフォードによるソウルフルなカヴァーや、ここ日本でもテレビ・ドラマの主題歌として使われ大ヒットを記録した彼女自身のヒット曲である「Almaz(邦題: スウィート・ラヴ)」のセルフ・カヴァーなどは、今作のハイライトともいえる楽曲だ。

発売・販売元 提供資料 （2024/05/31）

Every Kind of Mood may not quite deliver on the promise of the title, but it's nevertheless a fine collection of smooth urban R&B and adult contemporary pop. To her credit, Randy Crawford decides to push forward a little bit -- for every schmaltzy "Captain of Her Heart," there's something as stylish and unexpected as the cover of Massive Attack's "Hymn of the Big Wheel." It's moments like "Big Wheel," "Are You Sure" and the version of Aretha Franklin's "Johnny" that make the missteps forgivable and make Every Kind of Mood an engaging listen. ~ Stephen Thomas Erlewine

Rovi