アフロ・ポップの新星、アイラ・スターのセカンド・アルバム。アイラ・スターは、ベナン共和国で生まれ、その隣国であるナイジェリアで育った。元々はモデルとして活躍していたが、2019年12月に自身のインスタグラムでアップしたオリジナル曲「Damage」が話題を呼び、ナイジェリアの名門レーベルであるMavin Recordsと契約。今や南アフリカのタイラ(Tyla)と並びアフリカを代表する大型新人アーティストの一人である彼女。ナイジェリアが生んだスター、Asakeをフィーチャーしたアマピアノベースのジャジー・アフロビーツ大名曲「Goodbye(Wake UP)」、すでに3000万回再生を記録しているメロウ・アフロビーツ「Commas」、最新作が話題を集めるブラジリアン・ポップシーンの女王・アニッタ、そしてアメリカの俳優/ミュージシャンであるココ・ジョーンズを客演に迎えた「Woman」、ドレイクのフックアップを受け人気を獲得したR&Bシンガー、Giveonをフィーチャーしたバラード「Last Heartbreak Song」など名曲ばかり。極めつけはラテン・グローバルポップ~レゲトンシーンの中核的存在、ラウ・アレハンドロを客演に迎えた「Santa」。プロデューサーには、ジャマイカが生んだレゲトン~ラテン・トラップシーンにおけるスーパー・プロデューサー、Rvssianが参加。アフロビーツを基軸にR&Bやラテン・ポップを取り入れたサウンド・プロダクションも見事。
発売・販売元 提供資料(2024/06/14)
Rush(2022年)の世界的ヒットでアフロビーツの拡張性を見せてテムズにも迫るナイジェリア育ちのシンガーが21歳で発表したフル2作目。制作にはナイジェリア系のロンドンやP2Jら多数が関与し、ラウ・アレハンドロと客演したロシアンのラテン・ポップ"Santa"、アニッタとココ・ジョーンズを迎えて3大陸の女性で共闘した"Woman Commando"、ギヴィオンとの"Last Heartbreak Song"など、ゲストも含めて全方位に訴えるトレンディな曲が並ぶ。ジャジーでアマピアノ感もある"Goodbye(Warm Up)"ではアシャケと快唱。理解者のリアーナに通じる低めのクールな声からも芯の強さを感じる力作だ。
bounce (C)林剛
タワーレコード(vol.489(2024年8月25日発行号)掲載)