目まぐるしく移り変わるシーンを横目に自分らしさを貫く野崎りこんが、新たな境地を示す作品を完成させた。コロナ禍を乗り越えた後も続く生きづらさや過酷な状況に直面する都市生活者たちの日々の葛藤を丁寧な視線で描き出した本作は、現代を生きる私たちに寄り添うライフタイムミュージックだ。このEPを通じて混沌の中で懸命に生きる人々のリアルな声を届ける。タフに生きることの苦悩や美しさや、そして希望が詰まっており、複雑な感情や煮詰まった状況に対する鋭い観察眼とリリックが、リスナーに深い共感とインスピレーションを与える。彼自身のユニークな視点と音楽性を最大限に活かした作品だ。 (C)RS
JMD(2024/07/12)
コロナ禍を乗り越え、都市生活者のリアルな声を届ける
ラッパー野崎りこんの待望の新作EP。現代をタフに生きる苦悩と美しさを描いた、今もっとも聴くべきライフタイムミュージック。
目まぐるしく移り変わるシーンを横目に自分らしさを貫く野崎りこんが、新たな境地を示す作品を完成させた。コロナ禍を乗り越えた後も続く生きづらさや過酷な状況に直面する都市生活者たちの日々の葛藤を丁寧な視線で描き出した本作は、現代を生きる私たちに寄り添うライフタイムミュージックだ。このEPを通じて混沌の中で懸命に生きる人々のリアルな声を届ける。
タフに生きることの苦悩や美しさや、そして希望が詰まっており、複雑な感情や煮詰まった状況に対する鋭い観察眼とリリックが、リスナーに深い共感とインスピレーションを与える。彼自身のユニークな視点と音楽性を最大限に活かした作品だ。
ゲストアーティストにはJinmenusagiことLEEYVNG、新世代ネットミュージックの気鋭クリエイターTelematic Visions、lIlI、toulavi、Z世代を中心にバズを生んだnyamura、そしてオールドネットラップファンには嬉しい元・電波少女メンバーのFUNKEY鬚HANKが参加。ミックスは□□□の三浦康嗣が全曲担当している。
発売・販売元 提供資料(2024/07/10)
夏をテーマに平穏な日常に向かった前EPから2年あまり、都市の生活にふたたび根を下ろし、苦悩に満ちた群像劇にその身を重ねる新作EP。ノスタルジックな風景を今回も取り込むも、いまに至る生きづらさの端緒ともいえる違和感を切り取るペンは苦い。FUNKY鬚HANK(元・電波少女)とメロウな音に乗る"marble"は孤独な在処に微かな光を灯す救いの一曲だ。
bounce (C)一ノ木裕之
タワーレコード(vol.489(2024年8月25日発行号)掲載)