As Above, So Below

己の直感に従い本能の赴くまま自身のロック・サウンドを突き詰めているアメリカはマサチューセッツ出身の5人組、HIGHLY SUSPECTの新章『AS ABOVE, SO BELOW』完成!
妥協を許さず、恐れることもなく、危険で人生を変えてしまうようなロックを創り出すことに挑戦し続けている彼らの傑作が今、この世界に放たれる――!

己の直感に従い本能の赴くまま自身のロック・サウンドを突き詰めているアメリカはマサチューセッツ出身の5人組、HIGHLY SUSPECT。他人に何を言われても中指を立て、流行に流されることなくがむしゃらに我が道をばく進する彼らだが、2015年のデビュー・アルバムがグラミー賞の最優秀ロック・アルバム賞にノミネートされ、続くセカンド・アルバムもアメリカでゴールド・ディスクに認定されるなど、評価と確固たる支持を集めている。

その彼らが2022年の『THE MIDNIGHT DEMON CLUB』に続く通算5作目のスタジオ・アルバムをロードランナー・レコーズからリリースする。約2年振りとなる最新アルバム『AS ABOVE, SO BELOW』において、HIGHLY SUSPECTは聴くものを、ギラついたギターに、心に長く残るピアノのメロディー、あえて調子をずらしたシンセ・サウンドと新たに彼らが見出した自己観察と冒険心が加わったロック・サウンドを繰り出している。
「もし俺に人生が本になったら、きっとこのアルバムは核となる対立を明らかにした第1章を飾るだろう」そうアルバムについてフロントマンのジョニー・スティーヴンスは語る。
「エゴの自覚、そしてそこから生まれた問題、及びその死の始まりについて。『AS ABOVE, SO BELOW』。もしリアルに語るなら、俺は再びどん底を味わった。死に再び近づいたおかげで、目をはっきりと覚ますことができた。この本がどう終わるか俺にはまだわからないが、この物語に俺はすごくコミットしている。出来ることなら終わりにはしたくないぐらいだ」

その新たなるアルバムからの先行シングルはレイドバックしたサウンドスケープに壮大なギター・ソロが加わり、どこかサイケデリックな雰囲気を漂わさせた「Summertime Voodoo」だ。ジョニー曰く、これは新章の導入部分にあたるとのことだ。
「どの曲を最初にリリースするか分からなかったから、今回は一番シングルらしく聞こえる曲を選ぶのではなく、物語の始まりに相応しい曲を選ぶことにしたんだ」
この「Summertime Voodoo」を皮切りにHIGHLY SUSPECTの物語がどう進んでいくのか――本作『AS ABOVE, AS BELOW』には長年のファンから新たに加わったリスナーまで、彼らの生々しいパワーと思考を想起させる深いリリシズムで聴くものの心をとらえて離さない魅力を秘めているのだ。妥協を許さず、恐れることもなく、危険で人生を変えてしまうようなロックを創り出すことに挑戦し続けている彼らの傑作が今、この世界に放たれる――!

デビュー作でグラミー賞にノミネートされ、着実にキャリアを積み重ねる彼ら。ロードランナー移籍第2弾となる通算5作目は、サイケな"Summertime Voodoo"で幕を開ける。全体的に土臭いオールド・ロック感を深めつつ、ストーナー・ロック風の"Run For Your Death(More Pills)"、レッド・ツェッペリンを彷彿とさせる"Then Mickey 2"と聴きどころは盛りだくさん。
bounce (C)荒金良介