Smooth Aceの重住ひろこが、ソロ・アルバム「dive into」のリリースを決定した。
彼女自身が手掛けたオリジナル楽曲に加えて、高野寛や澤部渡(スカート)が作詞を提供、直枝政広(カーネーション)からは詞曲の提供もあり、さらには高橋幸宏、坂本龍一のカバーも含む全7曲を収録。プロデューサー兼エンジニアは、音楽界の重鎮である飯尾芳史が担当し、レコーディングには佐橋佳幸、難波弘之、矢口博康、ゴンドウトモヒコなど、名うてのミュージシャンが参加している。
アルバムには、重住ひろこが作詞作曲を手掛けた80年代のニューミュージックを想起させる軽快なポップ・ナンバー「FUFUFU」、作曲を手掛けたダークなシンセが特徴の「Over」、オリジナルを的確に再現したPink Floydの「See Emily Play」や、エレクトロニカでミニマルに仕立てた高橋幸宏の「犬になれたら」、名曲をアカペラで多重録音する彼女ならではのアレンジによる坂本龍一の「Ballet Mecanique」など、多彩な楽曲を堪能しつつ、彼女のルーツを垣間見ることができる作品となった。
重住ひろこは、そのクリアで美しい歌声と卓越したハーモニーで、多くの著名アーティストと共演してきた。高橋幸宏、細野晴臣、小坂忠、吉田美奈子といった音楽界のトップミュージシャンとの共演は、彼女の音楽的な実力と信頼を示している。さらに、NHK Eテレの「ムジカ・ピッコリーノ」などのテレビ番組や、映画、CMの音楽制作にも携わっており、その多才さで幅広いファンを魅了している。
発売・販売元 提供資料(2024/05/23)
Smooth Aceのメンバーによる初のソロ作。自身のペンによるソウル・ポップからピンク・フロイドのカヴァーまで、軽妙さも重厚なニュアンスも孕んだサウンドで、主役の歌唱の多様な表情に光を当てている。ヴォーカルのみで構成した坂本龍一"Ballet Mecanique"と、ミニマルなアンサンブルによる高橋幸宏"犬になれたら"というカヴァーも惹きつけられる。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.488(2024年7月25日発行号)掲載)