フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2024年06月26日 |
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規格品番 |
PROC-2407 |
レーベル |
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SKU |
4988031650141 |
※限定盤。SA-CDハイブリッド盤。世界初SA-CD化。ステレオ録音(1,2)
※2024年最新マスタリング音源使用(英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※オリジナル・ジャケット・デザインを使用(LXT5257のジャケット・デザイン採用)
※通常ジュエルケース仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※一部オリジナル・アナログ・マスターテープに起因するノイズ等があります。ご了承ください
※解説:鈴木 淳史氏(新規序文解説)他、解説書合計12ページ
DECCAレーベルにおけるシューリヒトとウィーン・フィル唯一のステレオ・アルバムである2曲と、同じ録音時に別のプロデューサーとエンジニアでモノラル収録されたモノラル版を1枚に収録しました。通常、当企画ではステレオとモノラルがある音源はステレオで復刻を行ってきましたが、今回初めて1枚に両音源を入れたヴァージョンを発売します。ご存じの通りDECCAでは1950年代半ばからステレオ録音がスタートし、暫くの間は制作陣がそれぞれ別のスタッフで存在していました。そのためチャンネル数が単に物理的に異なるだけではなく、音質もステレオ版とモノノラル版では実は異なっています。現代においては、マスターテープの使用頻度が影響している可能性も捨てきれないとは言え、以前DECCAのクーベリック&VPOのブラームス:交響曲全集をCDのタワー企画盤Vintage+plusで復刻した際、本国のステレオマスターとモノラルマスターを聴き比べる機会がありました。マスターの音質は全く別で、バランスや鮮度の違いに驚いたのと同時に、モノラル音源ならではの素晴らしさにもその時感動を覚えたという経緯があります。今回の録音も元々はCDでは上記同様タワー企画盤で2014年に本国のマスターテープからステレオ版の復刻を行っており(PROC-1627)、あまりの解像度の高さと音質の良さに驚嘆しました。今回、あえて元々収録時からマスター自体も別の2つの音源を聴く比べるために、1枚に収録した次第です。尚、今回の音源は元々のオリジナルLPのステレオ版はテストプレスがごく少量関係者に出回っただけで本国ではモノラル版のみの発売(その後1960年代になってようやくステレオ盤が日本とアメリカで発売)だったため、その後の再発はほぼステレオ版のみの流通でした。その意味では今回のモノラル版のマスター使用は、初出LP以来(未完成のみ10インチ盤でモノ再発あり)と言えるかも知れません。
収録当時、その年の10月から両者の北米演奏旅行を控えており、クレメンス・クラウスやエーリヒ・クライバーを相次いで失っていたウィーン・フィルにとって、シューリヒトとさらに親密になっていた時期にあたります。元々1956年の1月に亡くなったエーリヒが上記の演奏旅行で指揮をするはずでしたが、ザルツブルクで成功を収めていたシューリヒトが選出されたようです。そして同年6月に当時76歳になる直前の巨匠との貴重な録音が実現しました(この年はモーツァルト生誕200年でもありました)。最もこれらの録音時は、モノラル版のプロデューサーであったカルショーの回想によると、何度も繰り返し収録を要求するシューリヒトに辟易したようで、良い逸話は残っていません。しかしながら残された録音は2曲とも珠玉と言ってよいほど素晴らしく、かつてウィーン・フィルも慕ったシューリヒトの音楽性が如実にわかる演奏です。音質や音色も当時のまま残されている両マスターからの今回の復刻で、よりリスナーにその凄さが伝わってくると思います。溢れんばかりの音楽、鮮度の高い音色を確認ください。
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構成数 | 1枚
エディション | Remaster
1. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:交響曲 第35番 ニ長調 K.385 《ハフナー》 [STEREO]
2. フランツ・シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D759 《未完成》[STEREO]
3. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:交響曲 第35番 ニ長調 K.385 《ハフナー》[MONO]
4. フランツ・シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D759《未完成》[MONO]
【演奏】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・シューリヒト(指揮)
【録音】
1956年6月3-21日 ウィーン、ムジークフェラインザール
【Original Recordings】
Recording Producers: Peter Andry(1,2)[STEREO], John Culshaw(3,4) [MONO]
Recording Engineers: James Brown(1,2)[STEREO], Gordon Parry(3,4) [MONO]
【原盤】
Decca
【Remaster】
DSD Remastered by Classic Sound, 5/2024
英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作
【First LP Release】
STEREO(1,2):SXL2143(unreleased),S29062、 MONO(3,4):LXT5257
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1.[SACDハイブリッド]
今更このSACD化された銘盤にコメントなど必要無いと考えましたが素晴らしい1枚なので書かせていただきます。50年代のシューリヒト~ウィーンフィルの魅力・醍醐味が大いに味わえます。ステレオ/モノ共に存在意義は絶大です。モノは録音レベルが低く感じますがボリュームコントロールで対応可能です。珍しさもあり現在はモノの方に心が傾きかけております。通常版のPROC-1627も所持(素晴らしいので予備で2組購入しました)しており、この盤の録音も良いですがSACDの魅力には及びません。この演奏に触れたのは意外と最近で1984年1月16日(月)に石丸電気でLPを購入しておりました。(ロンドンレコード クラシックライブラリー1500第1期 K15C8007 発売元キングレコード(株))ライナーノートは故・宇野氏で「ハフナーはあまりリハーサルを念入りにしていないのだろう。第1楽章の冒頭、指揮者もオケもまったく興に乗らず、いやいや始まるのがおもしろい。テンポは遅いし、リズムは重いし・・・」と散々な書き様なのですが、音楽の力か終楽章に向け当時のウィーンフィルらしい凄まじい演奏に変化していきます。もしかして指揮者もオケも「カルショーの奴気に入らねえ、やる気も出ねえ・・・」とか思ってたりして。長文失礼いたしました。退散します。
すばらしいです。感謝します。
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