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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年06月21日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 白水社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784560721384 |
| ページ数 | 431 |
| 判型 | 新書 |
構成数 : 1枚
まえがき
1 プロローグ
2 ゴードン・グリメット
ランプボーイの話
ゴードンの回想についてひとこと
3 エドウィン・リー
ページボーイの話
リー氏の回想についてひとこと
4 チャールズ・ディーン
ブーツボーイの話
チャールズの回想についてひとこと
5 ジョージ・ワシントン
ホールボーイの話
ジョージの回想についてひとこと
6 ピーター・ホワイトリー
雑用係の話
ピーターの回想についてひとこと
7 エピローグ
解説
訳者あとがき
華麗なる時代の最後の輝きの日々
登場するのは、『日の名残り』の主人公のモデルといわれる「クリヴデンのリー卿」ことアスター子爵家のエドウィン・リーをはじめとする五人。彼らはみな、十九世紀後半〜第二次大戦前のイギリスで、地方の労働者階級の家に生まれて十代前半から働きはじめる。執事になってからの、大邸宅の日常や豪華な大イベントを取り仕切る仕事。チャーチル首相や王家の人々との関わり。そして、二十世紀社会の激変に翻弄されながら、華麗な貴族の時代の終わりを目の当たりにする哀しみ……。華やかなまま引退する者もいれば、悲運に見舞われた雇用主一家にあくまで忠義を尽くす者、〝旧時代の雇い主〟の要求と〝新時代の部下〟という現実の板ばさみになって苦しむ者など、その結末はさまざまだ。 五人それぞれが一人称で語る人生の物語は、楽しい読み物であると同時に、二十世紀イギリス史の貴重な記録である。

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