| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年06月27日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 平凡社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784582544794 |
| ページ数 | 385 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに
庶民は、まともなキッチンを使えない?
改めて考える、キッチンとは?/キッチンの位置と方角/どんなレイアウトが使いやすい?/キッチンのサイズ/システムキッチンとは?/貧し過ぎた私のキッチン遍歴/見てきた問題のあるキッチンたち
第一章
みんなの「理想のキッチン」探し
1 キッチンが変われば料理も変わる⁉
私の場合│肉野菜炒めと二口コンロ/レシピを見る人、見ない人/キッチンと家庭料理の歴史
2 みんなの「理想のキッチン」は?
どんなキッチンを使っていますか?/理想のキッチンの条件は?/収納が足りない、という人は多い/片づかないのはなぜ?/キッチンは、どのように使われるのか?
3 どんなキッチンが人気?
「オープン」が人気 その一:対面キッチン/「オープン」が人気 その二:アイランドキッチン/「オープン」が人気 その三:見せる収納派が増加?/憧れの理想のキッチンとは?/屋外の要素を取り込んだキッチン/未来のキッチン その一:座って使えるキッチン/未来のキッチン その二:二極化
4 対面キッチンに歴史あり
実は八〇年以上前に登場していた/暮らしを中心に据えた吉村順三/林雅子のオープンキッチン/目の前で料理したい宮脇檀
5 コンパクトキッチンの魅力
クリナップのHIROMA登場/コンロを囲むパナソニックのキッチン/スープ作家が考えた「ごはん装置」/建築家たちの憧れ、移動できるキッチン/暮らしの規格化を考えた先駆的建築家
6 リノベーションで理想のキッチンを手に入れる
人生を変える『魔法のリノベ』/リノベーションの誕生/リノベーションの考案者/政府も後押し/国内№1のリノベ会社がめざす先
7 キッチンのシェアという方法
「シェア」が人気になるのはなぜ?/シェアハウスのキッチンはどんな形?/シェアキッチンをつくる不動産屋/外国人と交流するシェアハウスで/銭湯から始まったシェアキッチン/一〇〇年前の試み/挫折体験を超えられるか?
対談|建築家から見た日本のキッチン事情 駒田由香さん(建築家)
第二章
主婦たちの夢、台所の近代化
1 一〇〇年前の台所改善運動
国が号令をかけた生活改善運動とは?/住宅も洋風にして近代化を!/台所はどのように改善されたか/立ち式台所のすすめ/戦前に誕生していたダイニング・キッチン/家事の効率化が進むと……/日本最初のシステムキッチン
2 農家の台所改善運動
昭和時代の山村の台所/土間で何が行われていたか?/水場はどうなっていたのか?/かまどか囲炉裏か/GHQの号令で始まった/台所はどのように改善されたか/改善で失われたモノ
3 民主主義時代の台所とは?
封建的住宅を批判する/建築家たちの小住宅/池辺陽の先進性/アメリカ人の住まいに学ぶ
第三章
ダイニング・キッチン、誕生する
1 公団住宅がめざしたもの
団地はいつも注目の的?/入居抽選はすごい倍率/団地住民とその予備軍の悲喜劇/公営住宅の台所をリノベした女性/食事と寝室の空間を分けたい/団地が変えたライフスタイル/ステンレスシンク誕生前夜まで/憧れのシンク/浜口ミホのアイデアは画期的だったか?
2 浜口ミホとドイツのキッチン
女性建築家の誕生/浜口ミホはなぜ建築を志したのか?/ダイニング・キッチンへの模索/ドイツで生まれたコンパクトキッチン/欧米のキッチンの歩み/システムキッチンの考案者/日本で流行ったリビング·キッチン
3 女性を「城」に閉じ込めた? 昭和後期以降のキッチン
調査でわかった「調理台が広いほど、料理は楽しい」/メーカーと台所の担い手のギャップ/DKからLDKへ/一億総中流時代の女性たち/キッチンの主役が交替/システムキッチンの誕生/収納力が求められる時代へ/独立型かコミュニケーション重視か?
第四章
システムキッチンの時代
1 キッチンはどこまで進化するのか
システムキッチンのすごい収納力/選べるワークトップ/進化を続けるシンクと水栓/壁パネルと換気扇の進化
2 コンロに食洗機、ビルトイン機器の進化
意外に長い三口ガスコンロの歴史/魚焼きグリルとカセットコンロ、オーブン/IHコンロの登場/ビルトイン食洗機がデフォルトになるまで
3 建築家たちの理想と懐疑
建築雑誌が指摘した問題とは?/建築家たちに聞いてみた/生活者視点の建築を教える女子大/林雅子の住宅とキッチン/女性差別が当たり前の時代に育って/熱狂的ファンがいた宮脇檀の素顔とは?/宮脇檀の人とキッチン観/日本の住宅政策にモノ申す
対談|不動産屋から見た日本のキッチン事情 齊藤志野歩さん(まち暮らし不動産主宰)
第五章
居住<...
人の命と暮らしを守るキッチンが、
庶民にはいまだに狭くて使いづらいモノばかり提案されるのはなぜか。
私は日本のキッチンが歩んだ道と現状を探り、
提言を行うプロジェクト「令和の台所改善運動」を始めることにした。
目次
はじめに 庶民は、まともなキッチンを使えない?
第一章
みんなの「理想のキッチン」探し
1 キッチンが変われば料理も変わる?
2 みんなの「理想のキッチン」は?
3 どんなキッチンが人気?
4 対面キッチンに歴史あり
5 コンパクトキッチンの魅力
6 リノベーションで理想のキッチンを手に入れる
7 キッチンのシェアという方法
対談|建築家から見た日本のキッチン事情 駒田由香さん(建築家)
第二章
主婦たちの夢、台所の近代化
1 一〇〇年前の台所改善運動
2 農家の台所改善運動
3 民主主義時代の台所とは?
第三章
ダイニング・キッチン、誕生する
1 公団住宅がめざしたもの
2 浜口ミホとドイツのキッチン
3 女性を「城」に閉じ込めた? 昭和後期以降のキッチン
第四章
システムキッチンの時代
1 キッチンはどこまで進化するのか
2 コンロに食洗機、ビルトイン機器の進化
3 建築家たちの理想と懐疑
対談|不動産屋から見た日本のキッチン事情 齊藤志野歩さん(まち暮らし不動産主宰)
第五章
居住権がない国で
1 住宅政策の始まり 江戸時代〜一九五〇年
2 郊外、持ち家の時代 一九五〇〜一九九〇年
3 平成・令和の貧しくなる住まいとキッチン
対談|歴史学者から見たキッチンの昔と今 藤原辰史さん(歴史学者)
おわりに 令和の台所改善運動は続く

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