構成数 : 1
序 章 主権と主権者
法と法外なもの
主権国家の死
法の正統性
管理する権力
表象の闘争?
権力の限界
第一章 法秩序の近代
第一節 主権の概念
〈概念〉,この規範的なもの
正統性への問い
プロトタイプ
立法者としての主権者
暴君
決断主義
「空虚な」場所
第二節 主権者とは「誰」か
人格と数──一と多の問題
同一性──限界なき支配
全能者の民主主義?
国家有機体説から国家法人説へ
主権論から根本規範論へ
主権者の廃棄へ
第三節 主権論批判
哲学的言説──シュミットからの迷走
フィクションの暴力──ジャック・デリダ『獣と主権者』
多数性と全体性
〈他者〉の否定
「無がある」
「絶対的な知」の場所──〈無〉の主権論へ
第二章 近代法秩序の〈創造〉──明治憲法体制の場合
第一節 主権概念の受容
受容という問題
「主権即君権」と『社会契約論』
模索
主権論争
再び模索
第二節 統治権──井上毅の挑戦
シラスの〈発見〉
神話と擬制
天皇の全知
国家の「手足」──政党と議会
「人体」としての国家
第三節 有機体・天皇・法人
単一性の創出
国家の身体性──「国体」をめぐって
「国体」と国家有機体説
法と政治のはざま──有機体説批判
絶対主義的解釈の隘路──穂積八束の「祖先教」
国家意思の絶対性──上杉慎吉の「国家心」
固有性神話と有機体説
回帰する主権者──美濃部達吉の有機体説
制度の論理の困難
第三章 近代法秩序の瓦解と〈再創造〉
第一節 「国体」の賦活
一体性の表象──再び「国体」をめぐって
「国体明徴」と限界なき権力──美濃部達吉の敗北
主権論の退場
教育と「忠君愛国」
〈宗教〉としての「国体」
立憲主義の否定
第二節 国体論の傍らで
神話の実体化
国体論の呪縛
主権者と個人主義
憲法制定権力論
統治権論の理性主権論的次元
「国家理由」への問い
主権と〈絶対無〉
第三節 敗戦──〈絶対無〉の帰趨
社会民主主義──田辺元と「政治的なもの」
決断主義への接近
「世界史的使命」の論理
憲法改正草案作成過程と主権論
第九〇回帝国議会
「八月革命」説──「専制的な父親」の問題
象徴──「全体性」の論理
むすび
註
あとがき
事項索引・人名索引
中世から近代への転換期に再発見され,20世紀の世界戦争の原因と見なされるほど社会に深く関わってきた〈主権〉概念.法秩序の正統性をいかに保証するかという問いとともにローマ法再発見から〈国体〉論にいたるパラドクスに満ちた歴史を辿り,私たちと法・国家・権力の重層的関係を問い直す.俊英が切り開く概念史の沃野.
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年08月29日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784000613590 |
| ページ数 | 534 |
| 判型 | A5 |

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