書籍
書籍

東住吉冤罪事件 虚偽自白の心理学

0.0

販売価格

¥
3,740
税込
還元ポイント

販売中

お取り寄せ
発送目安
2日~14日

お取り寄せの商品となります

入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。

フォーマット 書籍
発売日 2019年01月18日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784000245340
ページ数 356
判型 46

構成数 : 1枚

プロローグ


第I部 事件の経過

第1章 一九九五年七月二二日
1 この日何が起こったのか
2 火災発生時の状況
3 めぐみさんの死

第2章 二人が逮捕されるまで
1 火災直後の事情聴取と現場検証
2 めぐみさんの死因と保険金請求手続
3 放火殺人事件報道とその後の生活
4 捜査の進展
5 九月一〇日,任意同行と逮捕

第3章 虚偽自白に陥るまで
1 二人が自白するまでの経過
2 その後の青木さんの供述経過
3 その後の宋さんの供述経過


第II部 裁判の経過

第4章 検察側の犯行ストーリーと裁判の争点
1 検察側が描いた犯行ストーリー
2 主な争点

第5章 裁判所はどう判断したのか
1 一審(原審)
2 控訴審
3 上告審

第6章 再現実験,再審決定から再審無罪へ
1 再現実験
2 再審請求・再審確定,釈放へ
3 再審と無罪判決


第III部 東住吉事件の心理学的検討

第7章 心理学はどこに注目するのか――要点と分析手法
1 無実の者が虚偽自白に陥る可能性
2 虚偽自白,自白の維持,否認
3 供述を心理学的に分析する

第8章 宋さんの供述はどのようにして生まれたのか
1 宋さんの供述の変遷
2 宋さんの供述で注目される点
3 宋さんが語る自白した理由
4 逆行的構成
5 宋さんの供述が意味すること

第9章 青木さんの供述はどのようにして生まれたのか
1 青木さんの供述の変遷
2 青木さんが語る自白した理由等
3 青木さんは火災の原因をどう話していたか
4 青木さんの供述が意味すること

第10章 宋さんと青木さんが虚偽自白に陥った心理
1 宋さんの場合
2 青木さんの場合

第11章 目撃証人,洵君と河内さんは何を語っていたのか
1 洵君の供述
2 河内さんの供述


第IV部 裁判官はなぜ判断を誤ったのか

第12章 判断を誤った理由
1 有罪判決と無罪判決の比較
2 有罪判決が判断を誤った理由

第13章 東住吉冤罪事件から学ぶ
1 自白の信用性判断
2 虚偽自白の心理
3 心理学的な供述分析の役割


エピローグ

  1. 1.[書籍]

それは殺人事件ではなく、事故だった――。1995年に大阪で起こった東住吉事件では、当初放火殺人犯とされた2人が「自白」に追い込まれ、有罪判決が下されたものの、2016年に再審で無罪が確定した。無実の人が虚偽自白に陥る過程をたどり、心理学の手法で自白の信用性を分析する。新たな冤罪を防ぐための心理学からの問い。

作品の情報

メイン
著者: 村山満明

メンバーズレビュー

レビューを書いてみませんか?

読み込み中にエラーが発生しました。

画面をリロードして、再読み込みしてください。