| フォーマット | Blu-ray Disc |
| 発売日 | 2024年06月28日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | 映像文化社 |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | ボックス |
| 規格品番 | NORDB-0039 |
| SKU | 4589825454121 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 00:00:00
民衆を愛し、愛された豪放磊落な革命家ダントン。
国のため命を懸け、信念を貫いた苛烈な半生
同じ理想を掲げたフランス革命の志士――ダントンとロベスピエール宿命の対決
対照的な二人の政治家の生き方をA・ワイダが重厚に描いた大作がプレミアムプライス版で登場!
恐怖政治の指導者となった、かつての盟友ロベスピエールに反目し、断頭台の露と消えたダントンを主人公に、それぞれの革命における理想と葛藤をポーランドの巨匠A・ワイダがリアリズム描き出した歴史大作。豪快で人情味溢れるダントンをジェラール・ドパルデュー、清廉で厳格すぎるロベスピエールをヴォイチェフ・プショニャック、二大名優のぶつかり合う演技は必見。
※こちらの商品はORDB-0070の廉価版となります

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故ワイダ監督は、舞台演出家でもあり、この「ダントン」も舞台のあと映画化したとある。
息子の高校世界史の学習書は、“世界史学習に役立つ映画を取り上げたコラム「シネマナビ」”に紙幅が割かれ、私も1本づつ入手した。この作品の紹介はないが、フランス革命史は非常に複雑なので、私などはルイ16世の処刑後、ロベスピエールによるギロチン多発で止まってしまっていた。錯綜感があり、全体像の把握も難しかった。
やはり、映画を1本見ると、これだけで全体像が掴める訳ではないが、有力な手引きとなり、まずは一冊の本が読み始められ、概要を掴んでいけるのだ。登場する人物も多数、その一人一人の略歴を知る。
カミ―ユ・デムラン役で故パトリス・シェロ―の俳優としての演技を見ることができた僥倖も特筆したい。「キャラクターづくりは常に大胆に。」という監督作品映画『王妃マルゴ』のインタビューが、深く印象に残りリフレインし、ダントンの「豪胆演説」と何故か繋がる。
ダントンの逮捕後、革命裁判所での弁論:
“人間は安心のために 勇敢な者を潰したがる 古典的だが 今のやり方はもっと巧妙だ”
“私が殺される理由を言おう 私が誠実だから 真実を語るから 私が怖いからだ この3つの理由が正直者を殺す”
”私は民衆の正義を考えた一人だ 私にきづかれずに壊せると思ったか 企みはそれだけじゃない 我々を罪人と同席させ 民衆が混同するように仕向けた 素晴らしい策だよ 私に気づかれなければね この正義の茶番は何だ?“
2022年にワイダ監督を日本に紹介した岩波ホ―ルは閉館。
2023年の今、フランスでは、年金改革反対のデモが複数日にわたり行われている。
夫カミ―ユ・デムランやダントンらの刑死(1794年4月5日)後、
8日後(仏では一週間後)に処刑された、
アンヌ=リュシル=フィリップ・デムランの祥月命日(1794年4月13日)に。