折坂悠太、コロナ禍の中で制作された前作『心理』からおよそ2年8ヶ月ぶりとなる4作目のアルバム『呪文』。
風通しの良いサウンドスケープ、日常を反芻し、今の現在地を見定めるような確かな眼差しを落とし込んだアルバムとなっています。
主要なバンドメンバーであるsenoo ricky(ドラム)、宮田あずみ(コントラバス)、山内弘太(エレキギター)のほかに、折坂悠太(重奏)で共に活動してきたyatchi(ピアノ)・ハラナツコ(サックス)・宮坂遼太郎(パーカッション)、波多野敦子(ストリングス)らが参加。
BS-TBS 木曜ドラマ23「天狗の台所」主題歌の「人人」や、書き下ろしの新曲、以前からライブ/フェスでも演奏してきた曲や書き下ろしの新曲を含む全9曲を収録。
初回限定盤は、インストバージョンCDを含む2枚組。
発売・販売元 提供資料(2024/06/15)
折坂悠太、2年8ヶ月ぶり待望の4thアルバム。コロナ禍の中で制作された前作『心理』からおよそ2年8ヶ月ぶりとなる本作は、内省的なコンセプトを持った前作と比べ、風通しの良いサウンドスケープ、日常を反芻し、今の現在地を見定めるような確かな眼差しを落とし込んだ内容となっている。 (C)RS
JMD(2024/05/08)
コロナ禍のなかで制作・発表された『心理』から2年8か月を経て到着した4枚目のフル・アルバム。前作でひとつの極みに達した感もある、音作りの面での雑食的でアクを立たせたアプローチを今回は抑制。ライヴでのバンド・メンバー中心に穏やかなサウンドスケープを描き、歌と言葉に照準を絞った間口の広い作品となった。日々の生活に寄り添うサウンドと言葉はシンプルなようで深淵な奥行きがあり、それゆえに日々の生活が持つかけがえのない価値を切実に照射している。ニュー・ソウル調の流麗なアンサンブルを展開するクロージング・ナンバー"ハチス"で表出される直球の思いが、痛みと共に胸を打つ。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.487(2024年6月25日発行号)掲載)
YouTube等で音源を聴くことも可能ですが、リスペクトするアーティストの作品を手元に置いておきたくCDを購入しました。