マイケル・マクドナルドも称賛するイギリスのシンガー・ソングライター、ジェイムズ・セイヤー。リズム&ブルース、ソウル、ファンクへの情熱あふれる清新きわまるデビュー・アルバム!
「マイケル・マクドナルドがデビューに向けてサポートを惜しまなかったという英国人シンガー・ソングライターの逸材デビュー。ヤング・ガン・シルヴァー・フォックスの英欧ツアーではオープニング・アクトを務め、早くも人気爆発の兆しあり。ヤバイくらいに研ぎ澄まされたAORフィーリング、ほのかに漂うソウル・フレイヴァー、そして大らかな80's風のポップ・エッセンス…。もう心の高鳴りが止みません」――金澤寿和
ジェリー・リー・ルイスやファッツ・ドミノ、ビリー・ジョエルといったアーティストを知ったとても若い頃からピアノとサックスへの愛を抱きはじめたというジェイムズ・セイヤー。彼のデモを耳にしたマイケル・マクドナルドから称賛の手紙をもらい、ナッシュヴィルのマクドナルドのスタジオにも招かれたという。その後、BBCで支持されたシングルのリリースやヤング・ガン・シルヴァー・フォックスのサポートを務めるなど、じわじわと名前を上げてきた彼の待望のデビュー・アルバム。
発売・販売元 提供資料(2024/04/26)
マイケル・マクドナルドも称賛するイギリスのシンガー・ソングライター、ジェイムズ・セイヤー。リズム&ブルース、ソウル、ファンクへの情熱あふれる清新きわまるデビュー・アルバム! (C)RS
JMD(2024/04/25)
マイケル・マクドナルドもその才能に太鼓判を押す英国生まれのシンガー・ソングライターがデビュー。温かみがあって溌溂とした歌声が映える80sテイストの楽曲にはよく練られたメロディックなフレーズが満載。バラード系で発揮される艶やかなソウル・フィーリングは敬愛するマクドナルド氏に負けず劣らず魅力的。女性コーラスを従えた爽快なポップ・ソウル系がとにかく美味。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.487(2024年6月25日発行号)掲載)
本作も、70年代のアダルト・コンテンポラリーをリアル・タイムで楽しんできた老いぼれには嬉しい発掘で、爺さんが安心して聴ける耳馴染みのよい楽曲群で構成された良盤だ。唯一の難点は、個々の楽曲の尺が短いくらいだが、楽曲そのものの完成度は高く、物足りなさは感じない。
ホーン隊もしっかりと管を吹いているし、力業でねじ伏せるような重厚感などはなく、むしろ爽やかなブラスの響きに心地よさを感じる。個人的にはシカゴの『Ⅹ(カリブの旋風)』やボズ・スキャッグスの『シルク・ディグリーズ』の音楽性とシンクロしてしまうのだが…。もちろん、いい意味でノスタルジックだ。
ジャケット同様、豪奢に彩られたカラフルな意欲作だと絶賛したいところだが、本作はあえて”★”を4つにしておこう。次作の大躍進に期待したいから。