鬼才ショーン・オヘイガン率いる桃源郷ポップ楽団ハイ・ラマズが帰ってきた! じつに8年ぶりとなる待望のニュー・アルバム!現行R&Bやヒップホップなどからインスピレイションを得たという、30年以上におよぶハイ・ラマズの歴史上最大の問題作! (C)RS
JMD(2024/05/11)
鬼才ショーン・オヘイガン率いる桃源郷ポップ楽団ハイ・ラマズが帰ってきた! じつに8年ぶりとなる待望のニュー・アルバム! 現行R&Bやヒップホップなどからインスピレイションを得たという、30年以上におよぶハイ・ラマズの歴史上最大の問題作!
ハイ・ラマズが発表する『ヘイ・パンダ』は、モダン・ポップ・ミュージック/ディープなリスニング体験であり、彼らの個人的な宇宙域からしか出てこない。ポップ・ミュージカルの前作『ヒア・カム・ザ・ラトリング・トゥリーズ』のリリースから8年、ハイ・ラマズはその無二のハーモニック・ヴォイスと、ショーンが"並外れて良い"と考える今日のサウンド・プロダクションをミックスして、『ヘイ・パンダ』で彼ら自身をふたたび刷新した。絶賛された初期ハイ・ラマズのかつての黄金時代を振り返らないことを選択したショーンは、代わりに、成人した彼の子供たちが家に持ち込んだ音楽のサウンドや、最近、彼がアレンジを手がけたセッションで出会った音により、自分自身が開かれたことに気づいた。また、ザ・コーラルのアルバム『Sea Of Mirrors』のプロデュースに加えて、フライヤーズ、レイ・モリス、キング・クルール、パール&ザ・オイスターズとの仕事から大きなインスピレイションをもらう一方で、ティエラ・ワックやシカゴのピヴォット・ギャングの作品にも浸り、長年の信奉者のタイラー・ザ・クリエイターから遠くから応援されていた。『ヘイ・パンダ』の幅広いリーチは、ボニー"プリンス"ビリーとの共作による2曲(作曲セッション中に、ゴスペル・ソウルへの愛を共有してショーンと結束した)、レイ・モリスとショーンの娘リヴィのゲスト・ヴォーカル、フヤイヤーズによるプロダクションのひねり、そして、頑強かつ柔軟なハイ・ラマズの存在によって支えられている。後期マイルズ・デイヴィスとクインシー・ジョーンズの衝動を共有し、スティーヴ・レイシー、シザ、スー(Sault)、ノー・ネイム、エズラ・コレクティヴ等々からさらなるインスピレイションを得たショーンとハイ・ラマズは、『ヘイ・パンダ』で新しく、そして今を楽しく生きている!
発売・販売元 提供資料(2024/05/09)
プロデュースを手掛けたコーラル『Sea Of Mirrors』での仕事も見事だった音の魔術師、ショーン・オヘイガン。彼が率いるハイ・ラマズの8年ぶりとなるアルバムは、現代のR&Bやヒップホップから影響を受けたという内容で、ショーンのいつも以上にソウルフルな歌声も聴きどころだ。彼が敬愛するビーチ・ボーイズの『Wild Honey』や『Friends』に通じる好盤。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.488(2024年7月25日発行号)掲載)