おっさんのココロにブッ刺さる名フレーズ連発!
ダウンホームなカントリー・ブルースに酒やギャンブル、老いや鉄道愛など、生活の葛藤や人生の滓を苦み走った描写で歌い、一部で(笑)絶大な人気とゆるい共感を集める六角精児バンドの5年ぶりとなる3作目。今作でも佐藤良成(ハンバートハンバート)や伊藤大地(グッドラックヘイワ、ex.SAKEROCK)など名うてのミュージシャンが集結。齢を重ねたオジサンにしか歌えないじんわり五臓六腑に染みわたる名演・名フレーズの連発!
タワーレコード(2024/06/07)
GOOD ミュージックを発信し続けるホームワークレーベルより六角精児バンド待望の3rd アルバム「ともだちのうた」。酒場やライブハウス、旅や賭場を中心に展開される友人達とのあれこれを具現化した作品。ギタリストが佐藤克彦に替わり、より鮮明に打ち出されるアコースティックサウンドへの憧憬と本格的なライブツアーで磨かれたバンドサウンド。昔懐かしのフォークロックではない。人々に突き刺さる歌心。現在そして未来に流れ続ける普遍的アコースティックミュージックの提示であると考える。六角精児の怪しい交友録と言っても過言ではない大作となった。
作家陣も強力な六角精児の友人達
すとうやすし(映画プロデューサー)
谷口 雄(ソロアルバム「人は人を救えない」のプロデューサー)
下田 卓(カンザスシティバンド)
蓬莱竜太(劇作家、演出家)
春風亭昇太(落語家、笑点司会)
スタジオを出入りする気鋭のミュージシャン友達
佐藤良成(ハンバートハンバート) Violin, Chorus
伊藤大地(グッドラックヘイワ、ex.SAKEROCK) Drums
谷口 雄 Piano, Organ, Accordion, Chorus
高木大丈夫 Mandolin, Banjo
小寺拓実(きつねのトンプソン) Banjo
佐藤 杏(チチンプイプイ) Chorus
サウンドプロデュースは楽曲提供、Chorus参加もしてるギャンブル好きの友人、福島康之(バンバンバザール)
発売・販売元 提供資料(2024/05/01)
ドラマや映画、舞台などで活躍する俳優・六角精児率いる六角精児バンド。本作は、内田勘太郎がゲストで参加した前作『そのまま生きる』以来、約4年半ぶり通算3枚目のオリジナル作だ。六角自身が作曲を手掛けたナンバーで聴ける人懐っこいメロディや、佐藤良成(ハンバート ハンバート)や伊藤大地(グッドラックヘイワ、ex. SAKEROCK)らが参加した温かなサウンドなどで構成されるカントリー~フォーク系のグッドミュージックの数々は、リピートを重ねていくほど心に染み入ること必至。なお、アルバムの最後ではかまやつひろしが70年に発表した名曲《どうにかなるさ》のカヴァーを披露しているので、こちらもお聴き逃しなく。
intoxicate (C)井原邦雄
タワーレコード(vol.170(2024年6月20日発行号)掲載)
ザ・バンドへの深く屈曲した愛情が滲む"偽weight"で幕が開く3作目。谷口雄から春風亭昇太まで多彩な作家陣、佐藤良成や伊藤大地といった演奏家ら〈ともだち〉の運び込む空気が和気藹々とした雰囲気を作り上げているが、そのぶん歌の狭間から零れ落ちる寂寥感がより濃く映るのも特色であるかと。かまやつひろしの"どうにかなるさ"がこんなにハマる人もそういない。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.486(2024年5月25日発行号)掲載)