Seal II (Deluxe Edition) ［2CD+Blu-ray Audio］

94年にリリースされた通称〈Seal II〉が30周年を記念した2CDのデラックス版で登場。翌年に「バットマン フォーエヴァー」主題歌として全米No.1に輝いた"Kiss From A Rose"はもちろん、ウェンディ&リサと共作した冒頭の"Bring It On"から劇的な"Prayer For The Dying"、ジョニ・ミッチェルとのデュエット"If I Could"など、野生的な声の深みがトレヴァー・ホーンの音空間と立体的に響き合う大名盤です。Disc-2には別ヴァージョンのほか、コーラのCMソングとして日本で短冊シングルも出た"Love Is Powerful"、ジミヘンのトリビュート盤に提供したジェフ・ベックとの共演などレア曲も満載!
bounce (C)出嶌孝次

超ジャンル、超人種、超現実、超ディープ…、裸のソウルが生み出した前人未到の音宇宙(サウンド・ユニヴァース)!
UKが生んだ褐色のソウルフル・ロック・シンガー、シール。
グラミー賞受賞歴を誇る彼が1994年に発表し世界的大ヒットを記録したセカンド・アルバム『SEAL II』が、発売30周年を記念したデラックス・エディションとなってここに登場!

こちらはアルバムの最新リマスター音源と未発表音源の数々を収録した2枚のCDと、ドルビー・アトモス・ミックスやハイレゾ音源を収録したBlu-rayディスクからなる、2CD+Blu-ray仕様のデラックス・エディション!

これまで数々のミリオン・セラー・アルバムを世に送り出し、グラミー賞受賞歴を誇る、UKが生んだ褐色のソウルフル・ロック・シンガー、シール。1991年にアルバム『SEAL』でデビューを飾り、シングル「Crazy」の大ヒットとともにアルバム自体も全世界でヒットを記録、一躍世界的アーティストとしての地位を確立した彼が、大ヒット・デビュー・アルバムに続く作品として1994年に発表したのが、全世界を魅了した大ヒット・シングル「Kiss From A Rose」を収録するセカンド・セルフタイトル・アルバム『SEAL(SEAL IIとも呼ばれる)』だ。全英アルバム・チャート首位を獲得し、全米アルバム・チャートでは最高位15位を記録、全米のみで4xプラチナム・ディスクに認定されたこのアルバムは、シールというアーティストをさらなる高みへと羽ばたかせる作品となったのだ。

今回、自らの名前をアルバム・タイトルに関した2枚目の作品となる『SEAL』の発売30周年を記念し、オリジナル・アルバムの最新リマスター音源や数々の未発表曲、当時のBサイド曲といったレア音源などを収録した豪華デラックス・エディションがリリースされることとなった。2022年にリリースされた彼の記念すべきデビュー・アルバムのデラックス・エディションは4CD+2LPというボックスセットでのリリースとなったのだが、セカンド・アルバムのデラックス・エディションは、2枚のCDに加え、アルバムのドルビー・アトモス音源や96kHz/24bitのハイレゾ・ステレオ・ミックス音源を収録したBlu-rayディスクをコンパイルした2CD+BDエディション、そしてオリジナル・アルバムのリマスター音源と当時のレア音源5曲を追加した2枚組ブラック・アナログという2形態でのリリース。(1/2)

1994年5月にリリースされたこの『SEAL』(ファースト・アルバムと区別するためにSEAL IIと呼ばれている)は、ポップスやダンス、ソウル・ミュージックを見事に調和させた、当時のキャッチコピーにある通り"超ジャンル"なサウンドを聴かせてくれるアルバムだ。とレヴァー・ホーンがプロデュースを担当した今作には、「Prayer For The Dying」や、プリンス・アンド・ザ・レヴォリューションのウェンディ・メルヴォワンとリサ・コールマンをフィーチャーした「Bring It On」、そして唯一無二の存在、ジョニ・ミッチェルとのデュエット曲「If I Could」といった楽曲を含む全11曲が収録されている。

今作を語るうえで外せないのは、なんといっても世界的大ヒット曲となった「Kiss From A Rose」だ。アルバム発表後となる1995年夏、今作からのシングル曲「Kiss From A Rose」が大ヒット映画『バットマン・フォーエヴァー』で使用されたことを受け、同楽曲は全米シングル・チャートで堂々の第一位を獲得、グラミー賞で「最優秀レコード賞」と「最優秀楽曲賞」、そして「最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞」という3部門をシールにもたらす、90年代を代表するヒット曲となったのだ。

今回リリースとなる『SEAL (DELUXE EDITION)』には、全11曲からなるオリジナル・アルバム収録楽曲の最新リマスター音源に加え、「Newborn Friend」や「Don't Cry」といったアルバム収録曲のオルタネイト・ヴァージョンや「Dreaming IN Metaphors」のシールによる弾き語りヴァージョン音源といった楽曲を含む10曲の未発表音源が収録されている。また、当時のBサイド曲だった「Blues in E」や、映画『スペース・ジャム』のサウンドトラックに収録されていた、スティーヴ・ミラー・バンドの「Fly Like An Eagle」のカヴァー、ギターの巨匠、ジェフ・ベックとともにジミ・ヘンドリックスのトリビュート・アルバム『STONE FREE: A TRIBUTE TO JIMI HENDRIX』に提供していた「Manic Depression」といったレア音源の数々もたっぷり収録されている。(2/2)

Fresh from his 1991 self-titled debut, Seal followed with another self-titled release. And true to form, it's another stunning work, although it becomes clear that a musical maturation has taken place. Produced by ex-Buggles frontman Trevor Horn (Pet Shop Boys, ABC, Yes, Frankie Goes to Hollywood), Seal is far more enchanting than his debut. True, Seal is a bit too relaxed at times, but aside from that criticism, the record is lush with harmonies and over-the-top melodies. "Don't Cry" flows with the luxuriant vibes of a hushed vocal and a bellowing string arrangement. Seal showcases his collaborative talent with "If I Could," a duet featuring Canadian folkie Joni Mitchell. "Kiss from a Rose" and "Prayer for the Dying" established Seal as a household name after both became radio and television mainstays. The soul is there, hauntingly similar to singer Terence Trent D'Arby. But what's so unique about Seal is his gift of transforming free-flowing songs into quick dancefloor tracks with a transcendent step into musical magic. His voice has a spell like that, and his second album reflects such skills. ~ MacKenzie Wilson