有機的な土臭さとともに語られる、偉大なる酒密輸入者の物語…
カルト的人気を誇るカリスマ、グレイトフル・デッドのメインの作詞家として知られるロバート・ハンター。彼のソロ・アーティストとしての活動を讃え、そして彼の卓越した芸術性を改めて世に伝えるべく、彼が1974年に発表したソロ・デビュー・アルバム『TALES OF THE GREAT RUM RUNNERS』がデラックス・エディションとなって登場する!
こちらはオリジナル・アルバムの最新リマスター音源とレア音源の数々を2枚のCDに収録した、2CDデラックス・エディション!
グレイトフル・デッドの作詞家であり、数多くの名曲を手掛けてきたロバート・ハンター。1967年にデッドに参加して以降、デッドが解散するまで数多くの歌詞をバンドに提供し、94年にはグレイトフル・デッドのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たし、2015年にはジェリー・ガルシアとともにソングライターの殿堂入りを果たす、伝説のリリシストだ。しかし彼の才能は作詞だけではなく、音楽にもその非常に卓越した芸術性を発揮してきた。
今回、ソロ・アーティストとしてのロバート・ハンターの活動を讃え、彼が1974年に発表したソロ・デビュー・アルバム『TALES OF THE GREAT RUM RUNNERS』が、デラックス・エディションとなってここに登場することとなった。この作品は、デッドの主要な作詞家というだけではないロバート・ハンターのその芸術を探求する、キャリアを総括するアーカイヴ・シリーズの第一作目としても位置付けられている。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2024/04/19)
今回リリースとなる『TALES OF THE GREAT RUM RUNNERS』のデラックス・エディションは、2枚組CDと2枚組アナログ盤の2形態でのリリースとなる。ともに、オリジナル・アルバム収録曲の最新リマスター音源の他、アルバム収録曲の別ヴァージョンや様々なセッションのアウトテイクなどを含む16曲もの未発表音源が収録されている。このリマスター音源は、グレイトフル・デッドの周年リイシュー・シリーズ同様、全てプランジェント・プロセスを経てレストアされスピード調整が行われたたマスター・テープをベースにした、グラミー賞受賞歴を誇るエンジニア、デイヴィッド・グラッサーによる最新リマスター音源となっている。
1974年の春にリリースされたこのアルバムは、新しく設立されたグレイトフル・デッド・レコード内に立ち上がったRound Recordsからの最初にリリースされた作品だ。13曲を収録したこのオリジナル・アルバムには、「Boys In The Barroom」、「Rum Runners」、そして「It Must Have Been The Roses」といった、ハンターの以降のライヴ・レパートリーの定番となる楽曲が多数収録されている。
カリフォルニア州ノヴァトにあるミッキー・ハート所有の納屋を改装したスタジオでレコーディングされたこのアルバムで、ロバート・ハンターはヴォーカルとギターを担当するだけではなく、ティン・ホイッスルやバグパイプなど様々な楽器を演奏するなど、アーティストとしての多面的な才能を堪能できる作品だ。また、今作にはデッド・ファミリーであるジェリー・ガルシアやキース&ドナ・ジーン・ゴドショウ、そしてミッキー・ハートをはじめ、カントリー・ジョー&ザ・フィッシュのバリー・メルトン(g)やクイックシルバー・メッセンジャー・サービスやジェファーソン・スターシップのデヴィッド・フライバーグ(b)、そしてニュー・ライダーズ・オブ・ザ・パープル・セイジのバディ・ケイジ(Pedal Steel guitar)といったベイエリアのミュージシャンたちが多数参加している。
このデラックス・エディションには、前述の通り16曲もの未発表音源がボーナス・トラックとして追加収録されており、アルバムの進化についての新たな洞察を提供してくれている。その中には「Keys To The Rain」や「It Must Have Been The Roses」といったアルバム収録曲のオルタネイト・ヴァージョンが6曲、そして「The Word」や「Buck Dancer's Choice」、「Elijah」といった、アルバムには収録されなかった10曲が含まれている。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2024/04/19)
On his debut album, supported by several members of the Grateful Dead and other Bay Area musicians, Robert Hunter demonstrated the musical and lyrical approach that had made his co-compositions with Jerry Garcia the best of the Dead's original material. Hunter's poetic language was redolent with a rustic Americana of roads, rivers, roses, and rain, and if his melodies lacked Garcia's grace and the backup lacked the Dead's cohesion, nevertheless this was identifiably music in the Dead vein. Hunter was an uncertain singer, alternately straining for a higher register reminiscent of Garcia and half-talking in a deeper voice that seemed more natural and advantageous to his lyrics. The album was overly ambitious musically, ranging from folk ballads to rockers and horn-filled raveups, along with barroom choruses and Scottish airs. But Hunter demonstrated he was more than just a lyricist. (Originally released on the Dead's Round Records label in 1974; reissued by Rykodisc on March 30, 1990, with some of the tracks re-edited.) ~ William Ruhlmann
Rovi