構成数 : 1
前書き
1章 黎明期
1.1 人と金属の出現
1.1.1 金属物理という言葉の意味
1.1.2 前史―人間の出現―
猿―原人―旧人―新人
文明の兆し,石器と土器
1.1.3 金属の出現
メソポタミアのウル遺跡
ウルの発掘品
世界各地の青銅と鉄
1.2 西と東の国家の鉄
1.2.1 大プリニウスの博物誌
1.2.2 カエサルのガリア戦記
1.2.3 ブリトン,ガリア,ゲルマンの子孫
1.2.4 世界各地の鉄と鋼
インドのウーツ鋼
1.2.5 出雲のたたら吹き
1.2.6 北陸・東北の鉄生産
1.2.7 種々の金属の製錬と利用
砂金と山金
金の製錬
水銀の利用
鉛と鉛毒
金属と天体
2章 工業と学問の興り
2.1 博物学から金属産業へ
2.1.1 学理と生産
もの作りは学問に先行
2.1.2 アグリコラのデ・レ・メタリカ
ゲーテの博物学の旅
2.1.3 種々の金属の初期の製錬法
2.1.4 十五世紀までの国家と製鉄地
柔らかい鉄と硬い鉄
2.1.5 製錬技術の進歩(木炭高炉の出現)
2.1.6 鉄と鋼とFe‐C状態図
2.1.7 錬金術と科学
2.2 十八世紀の科学と工業
2.2.1 哲学と学理と技術
2.2.2 大学の始まり
大学以前の学問所
近代的大学の始まり
2.2.3 著名な古い大学
オックスフォード大学
ケンブリッジ大学
パドヴァの大学
ピサの大学
パリ大学
2.2.4 鉄製錬の革命(石炭製鉄の出現)
2.2.5 鋼の大量生産(反射炉のパドル法)
2.2.6 科学と工業の結合(フランス,スウェーデン,ロシアの学者)
2.3 十九世紀の金属学と金属産業
2.3.1 学理と産業の結びつき
フロギストン説の迷走
スウェーデンからフランスの栄光へ
2.3.2 十九世紀の三大発明
ベッセマーの転炉
シーメンス三兄弟と平炉
青年トーマスの化学の勝利
3章 近代化の大きな波
3.1 十九世紀の各国の凌ぎ合い
3.1.1 諸国産業の栄枯盛衰
英国の発展
ドイツの発展
ルール工業地帯の形成
新興国アメリカの突出
その他の国
3.1.2 近代科学の台頭
ブンゼンの高炉解析と分光分析
メンデレエフの周期表
ルシャトリエの金属学
ファントホッフ,オストヴァルト,アレニウスの三国同盟
ヘルムホルツとボルツマンとギブズ
金属物理における化学と物理の関係
3.2 十九世紀から二十世紀へ
3.2.1 産業の進歩,生活の改善,武器の発達
文明の象徴,電灯
鏑木清方の江戸風俗
ルノアールのパリの灯
漱石と京都蹴上の発電所
合成染料・薬品と人口繊維
大砲と軍艦
3.2.2 新しい物理学の兆し
鉱物の外形から原子配列の予想へ
工学顕微鏡の発展と限界
3.3 二十世紀初頭の近代物理学の爆発
3.3.1 前奏曲
J.J.親父の電子
レントゲンのX線
放射能はパリで
3.3.2 前期量子論の巨星たち
プランクの定数h
アインシュタインの光の粒
ラザフォードと長岡半太郎
ニールス・ボーアのデンマーク農場
3.3.3 量子力学は不確定
シュレディンガーの波動方程式
ハイゼンベルクの不確定性原理
4章 物理的研究手段と金属
4.1 X線回折と結晶
4.1.1 入館第1室はX線回折
4.1.2 X線の普及と技術的発展
X線の発生と計測
4.1.3 X線の波長を測る方法
4.1.4 英国人ブラッグ親子の回折式
4.1.5 ドイツ人ラウエの回折式
逆格子空間とエヴァルトの方法
4.1.6 電子が散乱し,原子が散乱し,結晶が散乱する
X線小角散乱法
4.2 電子回折と電子顕微鏡
4.2.1 電子の粒と波
米・英・日の電子回折発見
4.2.2 電子線の波長と回折条件
電子回折のエヴァルト球
電子回折の特徴
4.2.3 電子顕微鏡
光学顕微鏡の分解能
電子顕微鏡の誕生
電子レンズの作用
電子顕微鏡の構造
電子顕微鏡の結像
転位の電子顕微鏡像
高分解能像
4.3 中性子と原子力
4.3.1 核エネルギー時代の到来
4.3.2 原子力と原子炉
核分裂のエネルギー
原子炉の構造
原子力発電の将来
4.3.3 中性子回折
4.3.4 照射損傷
4.4 核分光法
4.4.1 原子の分光から核の分光へ
原子のスペクトル
コンプトン散乱とラマン散乱
核のエネルギー準位と核種
4.4.2 メスバウア分光
メスバウア効果の発見
メスバウア分光の実験と解析
メスバウ...
人と金属の出現から、X線、電子、合金、磁石等のテーマを通して、金属物理の基礎とその背景を語る。
著者の戯画、実体験、裏話等も採り入れ、各テーマに沿って博物館の陳列室を廻るように、面白く読むうちに重要な知識や新しいヒントが得られる構成。
金属学の初学者、他分野の研究者向け。科学史に興味のある読者も楽しめる。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2004年01月25日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | アグネ技術センター |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784901496131 |
| ページ数 | 304 |
| 判型 | A5 |

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