書籍
書籍

パイデイア ((中)) ギリシアにおける人間形成

0.0

販売価格

¥
7,150
税込
還元ポイント

販売中

お取り寄せ
発送目安
2日~14日

お取り寄せの商品となります

入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。

構成数 : 1

第III部 偉大な教育者と教育体系の時代

前4世紀
アテナイの敗北と精神面での再建
パイデイアの古典的な時代としての前4世紀
文芸の没落と散文の台頭
パイデイアによる世界の精神的な征服
パイデイアとしてのギリシアの医術
ギリシアの指導的な文化力としての医学
イオニア自然哲学の医学への影響
自然哲学と医学の相互浸透
ヒポクラテス文献学の状況
専門的な著作と世間一般を対象とする著作の区別
医者と医学の教養がある人の相違
専門家と素人の間での教養人という領域の成立
自立的な技術としての医学の自然哲学との戦い
個別的な事実の正確な観察
経験に基づく類型や様態への一般化
魂や身体という自然的な構造の中の規範的な原理
医学から借用された倫理的な態度を表す言葉
内在的な合法則性に基づく有機体的な自然観
人間による意識的な形成の類比としての自然
古代の医者による健康法と食餌法
食餌法による哲学的な医学と経験的な医学の統合
「食餌法について」の前4世紀における成立
アカデメイアの「食餌法について」への影響
「食餌法について」とディオクレスの文体
「適切さ」に基づく食餌法の詳細
健康な人間の理想としてのパイデイア
ソクラテス
ソクラテス像の変化と彼に帰された様々な役割
ニーチェによるソクラテス批判
近年におけるソクラテス像の動揺
ソクラテスという問題
ソクラテスに関する豊かな伝承とその不一致
プラトンとクセノポンのソクラテス像
アリストテレスのソクラテス像
ソクラテス自身の曖昧な本質
教育者としてのソクラテス
ソクラテスが登場した時代的・人物的な背景
ソクラテスによる自然哲学との取り組み
人間の生の事実への冷静な方向付け
人間を吟味する対話の舞台としての体育場(ギュムナシオン)と饗宴
自らの行為としての「哲学」と「哲学すること」
警告と吟味という二つの主要形式,魂の配慮
ソクラテスが魂に付与した精神的・人倫的な価値
ソクラテスによる説教のギリシア的な起源
人倫的な人間存在と自然的な世界の秩序の共鳴
人間が持つ内面的な価値に基礎付けられた生(ビオス)
精神的な教養と人倫的な教養の関連の再建
自らの精神に基づいた他人の教育
政治的・倫理的な問題圏からの軍事的な事柄の討議
古えのアレテーや先祖のパイデイアの称賛
あらゆる徳の基礎としての自己支配(エグクラテイア)
宇宙(コスモス)的な法則と関連したソクラテスの自足
人間が生産的に結び付く本来の形式としての友情
教育者としてのあり方に対する皮肉な態度
人間共同体や個人が有機体的に構築されたポリス
正しい行為に達するロゴスの方法としての対話
個々のアレテーよりも包括的な善の知識
知りつつ意志的に行う不法行為の否定
意識的に意欲された最終の状態としての生
権力を行使する国家と哲学者の闘争
人間自身の永遠の故郷としての理想国家の成立
自らのポリスへ捧げられた神への奉仕
時代の境界点に立つ無二の現象ソクラテス
歴史の中のプラトン像
シュライエルマッハーに至るプラトン研究
文献学的な研究,新カント主義による方法への注目
プラトンの書簡の真作性,人生と作品の不可分性
哲学一般を後期古代最大の教育力へ高めたプラトン
プラトンによるソクラテスの小対話篇:哲学的な問題としてのアレテー
戯曲形式からなり哲学的な内容を欠く作品群
形式による事柄の本質の直接的な啓示
徳と「魂の配慮」を勧める偉大な警告者ソクラテス
小対話篇の『国家』の思考圏への有機体的な関連
小対話篇に認められる後の作品の萌芽
最善国家の実現へ向けられたプラトンの努力
哲学者支配の理想と小対話篇の成立時期の重なり
小対話篇における論理的な操作の前提への関心
問答法に基づく認識行程の本質としての総観
徳と知識に関する問題の前提としての小対話篇
プラトンの『プロタゴラス』:ソフィスト的あるいはソクラテス的なパイデイア?
教育をめぐるソフィストとソクラテスの対立
知識を詰め込むソフィストと魂の医者ソクラテス
若者の形成に専門的に献身する人間階級の台頭
ソフィストの教育の本質と目的への問い
政治的な技術の教育可能性を自負するソフィスト
徳は知識であるというソクラテスの主張
ソクラテスの問答法の総観的な性格
行為に基準を与える認識としての測量術
人...

  1. 1.[書籍]

ギリシア人の教養と理想的な人間像が相互に作用しつつ形成される経緯を描いた,イェーガーの古典的名著『パイデイア I―III』(1934-47)を訳出した待望の書。
本冊では第III部「偉大な教育者と教育体系の時代」の前半,プラトンの教育哲学を主に扱う。教育の核心とは何か。哲学の目的とは何か。果たして徳は教えられるのか。初期対話篇から『国家』に至る議論の展開を探究する。
19世紀中期以降,科学技術の進歩,ナショナリズムや労働運動の高まりにより,陶冶の手段としての古典語の価値が揺らいだ。その中で著者は,人文主義を擁護するため,ギリシア古典古代の教育上の意義を,「政治的な人間の形成」という統一的なプログラムとして「第三の人文主義」の立場から解明する。
教育とは個人の事柄ではなく共同体の事柄である。個々の成員によって性格付けられた共同体は,政治的人間にとってあらゆる行為と態度の源泉である。共同体が成員に与える影響は,新たに生まれる個人を共同体の意向に沿う教育によって意識的に形成する努力の中にこそあった。
パイデイアとは子供の教育,後に教育一般,教養,文化などを意味した。ギリシアにおける教養の本質を知ることは,現在の教育上の知識と意欲にとって不可欠の基礎となろう。
【主要目次】

第III部 偉大な教育者と教育体系の時代

前4世紀
パイデイアとしてのギリシアの医術
ソクラテス
ソクラテスという問題
教育者としてのソクラテス
歴史の中のプラトン像
プラトンによるソクラテスの小対話篇:哲学的な問題としてのアレテー
プラトンの『プロタゴラス』:ソフィスト的あるいはソクラテス的なパイデイア?
プラトンの『ゴルギアス』:真の政治家としての教育者
プラトンの『メノン』:知識の新しい概念
プラトンの『饗宴』:エロス
プラトンの『国家』
導入
正義という問題からの,最善国家という理念の起源
古いパイデイアの改革
芸術的な教養に対する批判
体育と医学への批判
正義の国家における教育の立場
女性と子供の教育
人種の選抜と最善者の教育
戦士の教育と戦時法の改革
プラトンの国家――哲学的な人間が「生きる場所」
支配者のパイデイア
数学の研究
問答法による教養
人間の魂の病理学としての国家の形態論
我々の中の国家
文芸の教育的な価値
パイデイアと終末論

作品の情報

メイン
訳者: 曽田長人

フォーマット 書籍
発売日 2024年04月26日
国内/輸入 国内
出版社知泉書館
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784862854087
ページ数 846
判型 新書

メンバーズレビュー

レビューを書いてみませんか?

読み込み中にエラーが発生しました。

画面をリロードして、再読み込みしてください。