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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年07月17日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784000063371 |
| ページ数 | 270 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに
第1章 当事者研究の誕生
1-1 当事者研究を生んだ二つの潮流——当事者運動と依存症自助グループ
1-2 当事者運動——医学モデルから社会モデルへ
1-3 当事者運動が見逃したもの——見えにくい障害と公的空間の重要性
1-4 依存症自助グループ——言葉で公的空間を立ち上げる場所
1-5 依存症自助グループが見逃したもの——私的空間の重要性と薬物依存症者
第2章 回復の再定義——回復とは発見である
2-1 回復アプローチ
2-2 当事者研究における回復像
2-3 自己の物語の真理性
第3章 当事者研究の方法
3-1 通状況的なパターンの抽出と物語の統合
3-2 自己に関する知識と類似した他者の意義
第4章 発見——知識の共同創造
4-1 ASDについての教科書的な説明
4-2 ASDに関する当事者研究の背景と目的
4-3 当事者研究と先行研究の統合から導かれるASDに関する仮説
4-4 当事者研究から導かれた仮説の実証研究
第5章 回復と運動
5-1 情報環境・物理的環境への挑戦
5-2 人々の価値観や態度への挑戦
5-3 医学モデルに基づく臨床研究への挑戦
終章 当事者研究は常に生まれ続け、皆にひらかれている
謝辞
参考文献
注
索引
当事者研究とは、自分と似た仲間との共同研究を通じて、等身大の〈わたし〉を発見すること、そんな自分を受け容れるものへと社会を変化させることを通じて、回復へと導く実践である。当事者研究の誕生の背景と方法論を紹介し、自閉スペクトラム症研究を例に、知識や支援法の共同創造が始まりつつある現状を報告する。

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