ビョークとの共演でも知られる鬼才電子音楽デュオ"マトモス"の傑作がアナログで登場!今回の作品『リターン・トゥ・アーカイヴ』のリリース元はスミソニアン博物館傘下の音楽レーベルとしても知られるスミソニアン・フォークウェイズ。1948年、スミソニアン・フォークウェイズの前身にあたるフォークウェイズ・レコード創設者:モーゼス・アッシュは、全世界に息づく音を録音するという使命のもと、フォークウェイズ・レコードを設立しました。 北米に生息するカエルの鳴き声から喉頭摘出手術後の音声に至るまで、フォークウェイズは、人間のサウンドスケープの限界を探求するフィールド録音者、科学者、実験家によって制作された数百枚のLPを擁します。そんなフォークウェイズ設立から70年以上の時を経た今、電子音楽デュオ:マトモスによる非音楽によって組み立てられた作品『リターン・トゥ・アーカイブ』がそのカタログの仲間入り。イルカ、日本のカブトムシ、電話、声帯の限界をに挑戦する人間の声、短波ラジオなどといった様々なサウンドが、日常/非日常が混在した幻想的なトラックの中で混ざり合います。 (C)RS
JMD(2024/04/20)
ビョークとの共演でも知られる鬼才電子音楽デュオ〈マトモス〉の傑作がアナログで登場!
電子音楽/サンプリングの世界で高く評価されているドリュー・ダニエルと M.C. シュミットによる電子音楽デュオ:マトモスは、1997年、サンフランシスコで活動を開始。1998年リリースのデビュー・アルバム"Matmos"では、増幅されたザリガニの神経組織の躍動音などをはじめとするレアな音源をサンプリング/加工することによって唯一無二の音世界を構築し、WIRE誌ほかメディアより絶賛されました。以降も、聖書のページをめくる音、銅板に水が当たる音、脂肪吸引手術、顎のインプラント手術、牛の子宮、人間の頭蓋骨、ラテックスフェチの衣類、ポーランドの電車、生命維持システム、凍った小川が太陽の光で解けていく音、5ガロンのバケツに入ったオートミールなど、多様なオブジェクトから採取した音源を加工。これらにゲスト・ミュージシャンたちによる演奏を組み合わせ、オリジナリティ溢れる作品を制作してきました。
これまでにコラボレーションしてきた主なアーティストは、ビョーク、クロノス・クァルテット、テリー・ライリー、マーシャル・アラン (サン・ラ・アーケストラ)、ヨ・ラ・テンゴなど様々。ポピュラー・ミュージック・シーンにおける功績として最も知られているのは、1998年にリリースされたビョークのシングル'Alarm Call'のリミキサーに抜擢され、その後もアルバム『ヴェスパタイン』『メダラ』の制作に参加し、ツアーにも同行したということでしょう。
このほか映画のサウンドトラック、舞台音楽、ハーバード大学客員教授など、彼らの活躍の舞台は多岐にわたります。
今回の作品『リターン・トゥ・アーカイヴ』のリリース元はスミソニアン博物館傘下の音楽レーベルとしても知られるスミソニアン・フォークウェイズ。1948年、スミソニアン・フォークウェイズの前身にあたるフォークウェイズ・レコード創設者:モーゼス・アッシュは、全世界に息づく音を録音するという使命のもと、フォークウェイズ・レコードを設立しました。 北米に生息するカエルの鳴き声から喉頭摘出手術後の音声に至るまで、フォークウェイズは、人間のサウンドスケープの限界を探求するフィールド録音者、科学者、実験家によって制作された数百枚のLPを擁します。そんなフォークウェイズ設立から70年以上の時を経た今、電子音楽デュオ:マトモスによる非音楽によって組み立てられた作品『リターン・トゥ・アーカイブ』がそのカタログの仲間入り。イルカ、日本のカブトムシ、電話、声帯の限界をに挑戦する人間の声、短波ラジオなどといった様々なサウンドが、日常/非日常が混在した幻想的なトラックの中で混ざり合います。ご期待ください!
発売・販売元 提供資料(2024/04/12)
サンフランシスコで結成されたエレクトロニック・ミュージック・デュオのニュー・アルバムは、スミソニアン博物館の非営利レーベル、フォークウェイズのアーカイヴ音源を使用して作られた作品。サンプリング主体の音作りによって、過去の音に新たな息吹が与えられており、新鮮さと郷愁の交雑という稀な聴体験を聴き手にもたらしてくれる。本作のような制作方法はアヴァランチーズなども得意とするものだが、それらのユニットと比べると、マトモスのアプローチにはブラックユーモアに近いセンスが目立つ。特に"Music Or Noise?"は、曲名も含めて挑発的なデュオの姿勢が窺える。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.482(2024年1月25日発行号)掲載)