ドイツを代表するダーク・パワー・メタルバンド"オルデン・オーガン"の核心に迫る7thアルバム
オルデン・オーガンは、今やパワーメタルシーンの象徴で欠かすことのできない存在である。デビューアルバム「Vale」(2008年)以来、着実にその存在感を確固たるものにしてきた。彼らのアルバム「Final Days」では、ドイツアルバムチャートで3位に躍進し、Spotifyでは月間リスナーが50万人超えを記録する。7枚目のアルバムとなる「The Order of Fear」今までにないほど強烈に鳴り響くアルバムであり、おそらくこれまでオルデン・オーガンが解き放った作品の中で最もハードなもとなっている。セバスティアン・レバーマンは、「アルバムはより剥き出しになっていいる。」と述べ、「よりメタルでダイレクトで、"本物"に近づいている。」と彼は笑う。本作は7月5日にドイツのRock Harz Festivalでリリースされる。これからの未来はオルデン・オーガンのものかもしれない。半透明クリスタル特別仕様のアナログ盤。
発売・販売元 提供資料(2024/05/17)
ドイツ発の5人組による新作はメロディー重視のパワー・メタルでとても聴きやすい。いい意味でクセの少ないヴォーカルは聴き手を選ばず、勇壮なコーラスやツボを心得たギターも相まって、メロハー好きにもアピールしうる魅力が詰まっている。ピアノ・バラードの"My Worst Enemy"やストリングスが映える大作"Anthem To The Darkside"も聴き応え十分だ。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.489(2024年8月25日発行号)掲載)