カネボウの「KANEBO SOUND ESTHETIQUE」シリーズや藤沢薬品工業の「アルファ波ミュージック」、NHK「美の回廊をゆく」サウンドトラックなども手がけ、日本におけるヒーリング・ミュージックの先駆者として、またSUBLIMINAL SOUNDSからのアナログ再発で現代のアンビエント/ポスト・アンビエント/ニュー・エイジ・フリークからも再評価されるシンセサイザー奏者、矢吹紫帆が1987年に放った記念すべき1STアルバム『からだは宇宙のメッセージ』。

DAVID LYNCH/ANGELO BADALAMENTIによる『TWIN PEAKS』サントラとの近似を指摘されるなど、海外からの再評価を受けた名作が待望のCDリイシューとなりました。

「ヘルシー・エステティック・サウンド!」と銘打たれた本作は、肉体と外界、内なる宇宙と外なる宇宙を音を介して結びつけるリラクゼーション/スピリチュアル向きの一枚。比叡山開創1200年慶讃大法会の為の奉納曲となった"灯"、"SAMADHI (三昧)"から幕を開ける本作、日本/東洋の宗教観や思想、邦楽的感覚がSUZANNE CIANI的風貌も麗しいシンセサイザーに乗ってクラシックやフュージョン・サウンド、水音などの自然の具体音と交わりながらたおやかに心地よく身体と精神を包んでいく名品です。タイトルは本作のオリジナル・ライナーノーツにもメッセージを寄せる 「新体道」の創始者 青木宏之による85年著作「からだは宇宙のメッセージ」にインスパイアされています。

発売・販売元 提供資料 （2024/04/25）