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自転車で勝てた戦争があった

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フォーマット 書籍
発売日 2024年05月02日
国内/輸入 国内
出版社並木書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784890634484
ページ数 276
判型 46

構成数 : 1枚

目 次

序 1


第1章 インパール作戦──「置き去り」にしたかどうかで決まった「餓死者数」23

インドとビルマの間は、広い不毛の密林山脈が「自然国境」を成していた 23
陸上から補給を受けない長駆侵攻の手本を牟田口に示した「チンディッツ」部隊とは? 26
インパール作戦の思いつき 37
3つの師団が糧食を運搬しようとした方法 40
さまざまな困難 46
遅延発生後の、崩壊のタイムライン 49
患者を後ろへ退げられないとき、食糧も前へ行かない 53
歩兵は命令すれば歩いてくれるが、物資は命令を出しても歩いてくれない 60
遺棄を防ぐ道具の要件 《1人の健全兵で、1人の重患者と、装備・糧食2人分も運べること 62
プッシュバイクで、師団の馬や自動車を完全に代置できたか? 66
秣も燃料も、「世話係」も獣医も不要だった自転車/スクーター 69
コンゴ人の大発明──材木と山刀だけで自作できる陸上運搬機「Chukudu」72


第2章 日露戦争は「自転車にとってのタイミング」が悪かった 80

そもそも自転車はいつ「兵器化」されたのか? 80
「始祖鳥」としてのドライジーネ 81
第2次ボーア戦争よりも前の自転車は、依然として《高額なオモチャ》だった 84
「安全型」自転車がデビュー 87
南アフリカの地政学 89
ダニエル・テロンの自転車コマンドー戦術 90
19世紀軍隊の「騎兵」の地位を20世紀に継承したのは何か? 96
対露戦争に日本陸軍は自転車を持ち出す計画はあったか? 100
日露戦争前夜の自転車世相 102
「自動車」が「自転車」のライバルとして登場したタイミングの悪さ 105



第3章 なぜ「マレー進攻作戦」だけが「銀輪」活用の成功例となってしまったのか? 108

日本の自転車工業と幕末人力車の縁 108
西南戦争で田原坂が攻防の焦点になったわけ 111
日清戦争以前の国内自転車メーカー 114
日本で最初に「セーフティー型」自転車を製作したのは……? 117
日清戦争と自転車 119
第1次世界大戦前の日本国内の自転車事情 127
日露戦争後に、宮田が主導した自転車のマスプロ生産が本格化した 130
第1次世界大戦(1914~18年)と自転車の海外市場 131
「統制官僚」たちによる《計画経済》──対英米戦争前夜の自転車産業 135
マレー電撃戦の前夜 140
開戦劈頭の南方進攻作戦と自転車 141
生ゴムの自転車チューブは頻繁にパンクしたが、大きな問題にならなかった 145
「銀輪部隊」のディテール──岩畔豪雄による証言 148
『戦史叢書』が教えてくれる知恵 152
米政府も自転車関連の物資は統制していた 156
国内自転車メーカーの南方占領地サービス 157
対米戦争後半の内地自転車事情 158
終戦直後の自転車事情 161


第4章 「東部ニューギニア」と「ガダルカナル」の悪戦を、自転車は変えられたか? 164

なぜオーエンスタンレー山脈を歩いて越えようとしたか? 164
東部ニューギニアの道無き山脈に「プッシュバイク」は通用したか? 168
なぜガダルカナル島は重視されたか? 177
一木支隊のガ島上陸と攻撃失敗 180
川口支隊のガ島上陸と攻撃失敗 186
「第2師団」のガ島上陸と攻撃失敗 191
非効率的だった「ドラム罐」補給 199
補給点に物資が堆積していても、前線では飢えてしまう仕組み 203
総撤収 205
そこに自転車を持ち込んでいたなら、何が改善されたか? 207


第5章 ベトナム人だけが大成功できた理由は? 210

ディエンビエンフーの大勝利 210
荷物運搬自転車のディテール 213
「ブチル・ゴム」チューブと 「インドシナの独立」は、関係がある? 217
ブチル・ゴムは第2次大戦後に自転車用チューブの定番素材になった 221
インドシナの仏領植民地に多かったプジョー製の自転車 223
第2次インドシナ戦争=いわゆる「ベトナム戦争」227
ベトコンの強さの秘密を見抜いた大物ジャーナリスト 231
自転車の全盛時代を終らせたのは、米軍ではなくホンダのカブであった 234


第6章 自転車は「エネルギーと食糧の地政学」をこれからも左右する 240

欧州の道路は、自転車にも自動車にも好都合だった 240
ヒトラーは自転車を推せなかった 242
鉄道と自転車には、相通ずるところがあり、それは中世の「駱駝」と比べられる 247
「自動車化」は、軍隊を半「奴隷化」した 251
イタリア軍の先進的な考え方 256
スイス陸軍の実践 260
手押しスクーターは、...

  1. 1.[書籍]

先の大戦での戦没日本兵165万人のうち37パーセントを占めるといわれる《広義の餓死者》。だが、1950年代のベトナム兵たちが主用したような「押して歩く自転車」を、兵糧輸送と患者後送の手段として役立てる着想があったなら、餓死者数はゼロにおさえられた可能性がある。ではなぜ帝国陸軍のエリート参謀たちにはそれができなかったのか? これまで誰も答えてくれなかった疑問を、本書はひとつひとつ解き明かす。古今の自転車技術を探り、《追試実験》によって確かめられた真実……。日本兵は〝餓死〟する必要はなかった!

作品の情報

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著者: 兵頭二十八

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