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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年06月05日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 文藝春秋 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784168131097 |
| ページ数 | 288 |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
中西部太平洋・主要図
I 戦艦武蔵の進水
戦艦武蔵について
●世界造船史に類をみない進水を果した工作技師 大宮丈七氏の証言
-世界一幅広い進水台
-いざ進水へ
-秘密進水の苦心
-進水の神様
II 山本連合艦隊司令長官の戦死
山本司令長官の戦死について
●長官機の護衛任務についた戦闘機隊のただ一人の生存者 柳谷謙治氏の証言
-横須賀海兵団へ入る
-海兵団から予科練
-山本長官機の護衛戦闘機に乗る
-その前夜
-長官機を襲うP38
-司令長官の戦死発表まで
-空中戦で右手を失う
-呉へ
III 福留参謀長の遭難と救出
福留参謀長の遭難と救出について
●参謀長ほか八名の救出に成功した大隊長 大西精一氏の証言
-第百七十三大隊長
-楽園のセブ島
-出没するゲリラ
-ゲリラ討伐戦
-完全な包囲網
-ゲリラ指揮官クッシング中佐との取引き
●ゲリラから参謀長ほかの引渡しを担当した大隊副官 松浦秀夫氏の証言
-救出隊
-丸腰で来いと……
-海軍将兵を受けとる
-「ノー・ポンポン」
-撤収
-軍極秘のまま終戦
-遭難した参謀長機の搭乗員
-吉津正利氏の証言
-サイパン基地からパラオへ
-パラオ島は火の海
-主偵察員吉津
-海中に突っ込む
-捕われの身となる
-口車にのせられて
-死ぬときはみな一緒
-ゲリラ指揮官と福留中将
-軍使岡村中尉の責任感
-古賀司令長官の遭難
IV 伊号第三三潜水艦の沈没と浮揚
伊号第三三潜水艦について
●沈没時に救助された乗組員二名中の一人 小西愛明氏の証言
-伊予灘で潜航訓練
-丸太の事故
-救われた者力つきた者
-いつの間にか海面
-査問委員会も開かれず
●救助された乗組員二名中の一人 岡田賢一氏の証言
-呉の海兵団に入団
-伊三三潜に乗る
-予期せぬ事故
-なぜ助かった! 辛い日々
-艦の引き揚げ
-自衛艦も慰霊祭に出動
-冷凍の死体
-機密保持
●終戦後、同潜水艦の浮揚を成功させた技師 又場常夫氏の証言
-引き揚げ工作の第一人者
-伊六三潜の引き揚げ
-伊三三潜の引き揚げ
-沈没位置の確認
-引き揚げ作業
-浮上を待ちわびる遺族
-遺体の収容
●浮揚した艦の内部を写真撮影した新聞記者 白石鬼太郎氏の証言
-カメラマンを兼ねた支局長
-暑い夏
-浮揚作業現場へ
-取材合戦
-体にしみついた臭い
-完全浮揚
-艦内へ入る
-折れた腕
-生きたままのような死体
-秩序
-遺体を荼毘に……
あとがき
特別付録対談 「取材・事実・フィクション」 新田次郎(作家)×吉村 昭
解説 紅野謙介
数多の証言者たちを訪ねて描いた、太平洋戦争の真実
戦艦武蔵の進水を主導した「神様」、撃墜された山本五十六・連合艦隊司令長官機の護衛戦闘機隊ただ一人の生存者、遭難した福留繁参謀総長の救出を果した大隊長、沈没した伊号第三三潜水艦の浮揚を成功させた技師と、内部を撮影した唯一人の新聞記者――著者が取材の過程で出会った人々の生の声。吉村戦史文学の中核を為す貴重な証言集。巻末に作家・新田次郎との対談を収録。(解説・紅野謙介)
『戦艦武蔵』
『海軍乙事件』
『総員起シ』
吉村戦史文学を支える最重要証言集!
+
新田次郎との対談を特別収録
【テープレコーダーに残った歴史の声声】
証言者の方々は、それぞれ個人的に特異な体験をしているが、同時に、その体験が太平洋戦争の歴史に強くむすびついている。その肉声を、活字として遺すことには、大きな意義があると感じた。(「あとがき」より)

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