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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年05月29日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524204762 |
| ページ数 | 216 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
【書評1】
最初この本を見た印象ですが,表紙に「夜の症状緩和」「朝までの乗り切り方,教えます」とあり,「これは,とても期待できる自信のある本だ」と思いました.また,ほかの書籍と異なり,本書では堅苦しい表現を避けカジュアルな表現で説明されているため,読者にとって身近に感じられるかと思います.このような工夫には,著者の先生方の臨床現場にいる夜勤スタッフに対する応援の気持ちが込められていると思いました.
私は,私は看護師ですので,タイトルを見て,「現場で患者への対応に迷う多くの夜勤看護師への手引書だ」と思いました.というのも,夜になると日中は安定していた患者の状況からは想像できないことが多々起こるからです.患者さんも安心して治療や療養して,ぐっすり休みたいところです.本書のタイトルから,病気を抱える患者さんとかかわる中で,夜間になると過活動型せん妄の症状が現れる患者のケアを行う場面を想像すると思います.しかし,この書籍に記載している症状はせん妄だけではありません.また,臨床現場では,いろいろな疾患の患者がいますよね.医学的に治癒がむずかしい,苦痛症状が出現する,身体が動かない病態,先行きがみえず気持ちがつらく心配や不安が大きい状況,けいれん,パニック発作,アルコール離脱の問題,自殺など,本当に現場では困って います.そういった症状の特徴やアセスメント・鑑別のポイント,対処法などの解説が載ってるところがすごく魅力的な書籍です.
各症状について,病棟や医療の場で患者さんが実際にお話をするような,たとえば「そうしても眠れません」「イライラして怒ってしまいます」などのような言葉でわかりやすく書かれています.症状の機序や出典など根拠もしっかり書いてあるので,納得しながら読み進められます.どの医療現場でも役立つ書籍ですので,勤務先に1 冊置くことを勧めさせてください.
がん看護30巻2号(2025年3-4月号)より転載
評者●林 ゑり子(横浜市立大学医学部看護学科)
【書評2】
「緩和ケア専門チームが,夜間業務に携わるすべての医師に送るメッセージ集」
16世紀のフランスの外科医Paré の言葉とされる格言「to cure sometimes, to relieve often, to comfort always~時に癒し,しばしば和らげ,常に慰む」は,今なお医療現場に身を置く者にとって金言である.1996 年のHastings Center が発表した「Goals of Medicine(医療の目標)」でも,最重要事項として痛みなどの症状や「つらさ」の緩 和があげられている.緩和医学の知識や技術は,緩和ケア専門医のためだけでなく,すべての医師が基本的素養として身につけるべき普遍的なものといえるだろう.
本書は,国内の緩和ケアスタッフによる,すべての医師に向けた症状緩和のメッセージ集である.「夜の」というコンテキストを限定していることに編集者たちの深いセンスを感じる.当直や待機業務にあたる医師にとって,普段あまり慣れていない症状に対応し,単独で判断・ケアをする機会は実際には夜間が多いからだ.
緩和医療に日常的に携わっていない医師にとって,不安,不穏,せん妄,希死念慮,そしてスピリチュアルペインなどに対して系統的にアセスメントし,翌朝まで乗り切れるよう適切に対処することは容易ではない.本書では,こうした「困りやすい」症状について具体的事例を...
夜間の一般病棟における終末期患者の精神症状,身体症状等の問題を取り上げ,日中とは異なる環境でどのように対応するかといった「夜間の症状緩和」について解説.人手がなくてもこのように/ここまでは対応するという"朝までの乗り切り方"や,夜間帯ならではの治療・ケアのコツを示し,随所に症例提示やコラムを散りばめ,読み飽きない構成とした."患者をただ眠らせればよい"では済ませない個々の患者背景を踏まえた対応ができるようになる一冊.
【書評】
最初この本を見た印象ですが,表紙に「夜の症状緩和」「朝までの乗り切り方,教えます」とあり,「これは,とても期待できる自信のある本だ」と思いました.また,ほかの書籍と異なり,本書では堅苦しい表現を避けカジュアルな表現で説明されているため,読者にとって身近に感じられるかと思います.このような工夫には,著者の先生方の臨床現場にいる夜勤スタッフに対する応援の気持ちが込められていると思いました.
私は,私は看護師ですので,タイトルを見て,「現場で患者への対応に迷う多くの夜勤看護師への手引書だ」と思いました.というのも,夜になると日中は安定していた患者の状況からは想像できないことが多々起こるからです.患者さんも安心して治療や療養して,ぐっすり休みたいところです.本書のタイトルから,病気を抱える患者さんとかかわる中で,夜間になると過活動型せん妄の症状が現れる患者のケアを行う場面を想像すると思います.しかし,この書籍に記載している症状はせん妄だけではありません.また,臨床現場では,いろいろな疾患の患者がいますよね.医学的に治癒がむずかしい,苦痛症状が出現する,身体が動かない病態,先行きがみえず気持ちがつらく心配や不安が大きい状況,けいれん,パニック発作,アルコール離脱の問題,自殺など,本当に現場では困って います.そういった症状の特徴やアセスメント・鑑別のポイント,対処法などの解説が載ってるところがすごく魅力的な書籍です.
各症状について,病棟や医療の場で患者さんが実際にお話をするような,たとえば「そうしても眠れません」「イライラして怒ってしまいます」などのような言葉でわかりやすく書かれています.症状の機序や出典など根拠もしっかり書いてあるので,納得しながら読み進められます.どの医療現場でも役立つ書籍ですので,勤務先に1 冊置くことを勧めさせてください.
がん看護30巻2号(2025年3-4月号)より転載
評者●林 ゑり子(横浜市立大学医学部看護学科)

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