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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2004年12月18日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 講談社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784061497634 |
| ページ数 | 224 |
| 判型 | 新書 |
構成数 : 1枚
第1章 ソシュールはこう考えた
1 コトバの本質を求めて 分析対象の設定
2 ソシュールが示した指針 体系と構造
第2章 ソシュールの考えはどう継承されたか
1 最初のターゲットは音素だ プラハ学派
2 キーワードは関係性 コペンハーゲン学派
3 言語過程説
第3章 花開くソシュール
1 具体的な言語事例を構造主義的に分析 バンベニスト
2 コトバは経済的にできている 機能主義
第4章 構造主義言語学の課題
現代思想の原点がここにある
コトバの本質を問う「ソシュール以後」の軌跡
ソシュールが挑んだコトバの謎
深く考えてみるまでもなく、音声と概念とはまったく性質が違うものです。音声は波ですから見たり触ったりすることはできないにしても、とにかく物理的な実体であるのに対し、概念は決して物理的な実体とは言えません。それなのに、私たち人間がコトバを使う時には、その似ても似つかない2つのものを対応させています。しかも、その対応のさせ方は、同じ言語を使う人々であればまったく同じなのです。もちろんだからこそコトバを使って意味の伝達ができるようになっているのですが、これほど性質の異なる2つの要素を、同じ言語を使う人々がどうして正しく結びつけることができるのかは、考えてみれば不思議なことです。――<本書より>

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