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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年03月29日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | ドリーム・ミュージック・ファクトリー |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784909933720 |
| ページ数 | 136 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
目次
まえがき
第1章「カナク人民」の誕生:ニューカレドニア脱植民地化過程にみる共和主義の変容
第2章 暴力から共存へ
第3章 紛争とジャン=マリ・チバウ
第4章 投票の役割
あとがき 「フランスの外のフランス」
参考文献
著者紹介
「天国に一番近い島」の現在とは。離れた非西洋地域と文化に「共和国」はどのようにマッチングしうるのか?南太平洋圏のニューカレドニアでは、政治における代表性を軸に、前代未聞の「共和国」飛び地が現出している。本書は、制度変化によって促された仏領南太平洋の脱植民地について、投票の役割に注目しつつ描き出す。植民地統治の末に「独立」要求まで至ったコミュニティ間の対立をめぐり、人々の利益はいかに表出されうるのか。19世紀の帝国主義時代以来入植したヨーロッパ系人多数派の利益を優先する政界によって、現代の入植植民地が形作られ、紛争は深刻化した。いかに、マイノリティに転じた先住民は「国」における決定に関わり、ニッケル産業に参画し、また彼ら・彼女たちの国を「共存」を実現しながらも取り戻したのか。1980年代に制度に抗議して投票箱が叩き割られた島に対して、「周辺からの共和主義」が共振を生み出しながら生成されてきた現代史をたどる。

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