Pingipungが次にスポットを当てたのはアイヌの伝統音楽を歌うマレウレウのアカペラ音楽!
マレウレウは、アイヌの伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループ。さまざまなリズムパターンで構成される、天然トランスな感覚が特徴の輪唱など、アイヌROOTSのウポポを忠実に再現するアーティスト。ワールドミュージックの世界的な祭典WOMADへの出演をはじめとするヨーロッパ公演など、国内のみならず海外でもその活動が注目されている。(公式HPより)
本作は、ドイツのレコード・レーベル「Pingipung」によってリリースされる。アイヌ民族の音楽は、近年「Pingipung」が特に力を入れている分野であり、多くのアイヌ・アーティストをレコーディング・プロデュースしてきたOki Dub Ainu BandのOki Kanoを筆頭にしてフォーカスを当てている。アイヌ伝統音楽の大御所、安東 ウメ子の再リリースに続き、今回はマレウレウのアカペラ音楽にスポットライトが当てられることになった。自然の音やキツツキの鳴き声(「Hawsa」)、女性たちが鳥のさえずりを真似るどこかおかしな歌(「Takuro」)、座礁したクジラを想起させる歌(「Hunpe Yan Na」)、などが収録されておりアイヌ文化を間近に感じることのできる内容に。 「Ukouk」は、過去13年間のMarewrewの作品のセレクションであり、PingipungのAndi OttoがリリースしたCDからコンパイルされたほか、未発表曲や日本でのみリリースされていた曲の新バージョンを追加しており、以上の楽曲で構成されるファン待望のアルバムとなっている。アイヌの伝承歌謡ウポポと口琴ムックリの名手「安東 ウメ子」のレコーディングにバック・シンガーとして参加したこともあり、歌声に聞き覚えがあるかもしれない。そんな素晴らしい歌声だが、本作は特に伝統的なアイヌ音楽をアカペラで歌い上げることで、歌を通してのみ受け継がれてきた魅力的な伝統歌に新たな光が当てられており、アイヌ音楽の新たな一面を垣間見ることのできる素晴らしい作品になっている。
発売・販売元 提供資料(2024/04/11)