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材料強靭学 材料の強度と靭性

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フォーマット 書籍
発売日 2000年11月01日
国内/輸入 国内
出版社アグネ技術センター
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784900041868
ページ数 328
判型 A5

構成数 : 1枚

第1章 序論
1.1 材料の発展と各材料の特徴
1.2 破壊と損傷
1.3 破壊力学の台頭と強靭化

第2章 破壊力学
2.1 破壊靭性について
2.2 弾塑性破壊力学
2.3 破壊靭性の計測
2.4 破壊靭性の応用

第3章 強度と靭性の骨子
3.1 古典的な破壊理論
3.2 ミクロ組織と破壊機構
3.3 簡便靭性評価法としての計装化シャルピー衝撃試験
3.4 試験片寸法効果とJ-Q理論

第4章 鉄鋼材料
4.1 鋼の固相変態
4.2 ミクロ組織と強度および破壊
4.3 実用鋼の強靭化
4.4 鋼の劣化
4.5 浸炭鋼の強度と破壊

第5章 球状黒鉛鋳鉄
5.1 球状黒鉛鋳鉄の破壊構造
5.2 破壊靭性の評価
5.3 破壊靭性特性に及ぼすミクロ組織の影響
5.4 球状黒鉛鋳鉄の強靭化
5.5 球状黒鉛鋳鉄の疲労特性

第6章 展伸用アルミニウム
6.1 アルミニウム合金と変形における特徴
6.2 ミクロ組織と破壊機構
6.3 延性破壊の考察
6.4 アルミニウム合金の破壊靭性試験法-Rカーブ法
6.5 アルミニウム合金の靭性と材料学的要因

第7章 鋳造用アルミニウム合金
7.1 アルミニウム合金鋳造と凝固
7.2 凝固組織と破壊靭性
7.3 疲労特性

第8章 金属基複合材料
8.1 複合材料の要点
8.2 一般的な変形・破壊様式
8.3 MMCのミクロ組織とその制御による破壊特性の改善
8.4 疲労破壊挙動

第9章 チタン合金
9.1 チタン合金の力学的特性
9.2 破壊靭性特性に及ぼすミクロ組織の影響
9.3 き裂の発生および伝播のミクロ機構
9.4 水素によるチタン合金の脆化および強化
9.5 加工誘起変態と力学的特性

第10章 金属間化合物
10.1 破壊力学試験法の適用
10.2 合金化の影響
10.3 組織制御の影響
10.4 環境脆化

第11章 セラミックス
11.1 セラミックスにおける強度と靭性の特徴
11.2 靭性評価法

第12章 高分子材料
12.1 高分子材料の特徴と変形機構
12.2 高分子材料の力学特性

索引/SI単位の記号例と換算表

  1. 1.[書籍]

材料はすべての産業技術の基盤となるもので、材料技術の発展は新しい産業技術の誕生に不可欠な要素である。超高温、低温、衝撃等の過酷な条件下で安全に使用できる材料、時代に即した強度と靭性を兼備した新しい材料を開発していく使命を材料技術者は担っている。そのためには、材料のミクロな組織構造の理解と、マクロな破壊力学的な取り扱いについて習熟していることが求められ、そうした観点からの参考書が待たれていた。
本書は、材料の強度と靭性について長年にわたって研究を続けてきた著者が、材料学と力学の融合という視点も踏まえて、金属・セラミックス・高分子の3大材料を横断的に概観し、その成果をまとめたものである。材料工学、機械工学を専門とする学生・技術者の期待に応える書となっている。

作品の情報

メイン
著者: 小林俊郎

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