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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2021年03月31日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | アグネ技術センター |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784867070048 |
| ページ数 | 250 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
はじめに
第1章 " たたら" との出会い
1 " たたら" との出会いそして失敗の連続
2 大野兼正刀匠と" 永田たたら" の開発
3 包丁作りツアー
4 " 出前たたら" と" たたらサミット"
5 たたら製鉄の広がり
第2章 たたら研究への道
1 日刀保たたらと木原明村下との出会い
2 高橋一郎先生とたたらの研究
3 日刀保たたら鈴木卓夫課長と安部由蔵村下
4 勉強会
5 日本鉄鋼協会「鉄の歴史」フォーラム
第3章 日刀保たたら操業見聞録
1 出雲ヘ
2 高 殿
3 炉の構造
4 炉作り
5 操 業
6 炉況判断
7 早種による炉内反応の調整
8 ノロの組成変化と炉内状況
9 生産量と品質
第4章 たたら製鉄復元への道
1 靖国鑪の建設と製錬技術
2 日本鉄鋼協会のたたら製鉄復元実験
3 日刀保たたら製鉄の復元
第5章 村下の技
1 堀江要四郎村下の技
2 安部由蔵村下の技
第6章 地下構造
1 地下構造と構築
2 地下構造の歴史的変遷
3 地下構造のメンテナス
4 本床と小舟の機能
第7章 砂 鉄
1 砂鉄とは何か
2 砂鉄の選鉱法
3 各地の砂鉄の組成
4 籠り砂鉄を用いた操業
5 籠り砂鉄の性状
6 籠り砂鉄使用の効果
7 籠り期の炉内反応
第8章 たたら炭
1 たたら炭とは何か
2 木炭製造の歴史
3 たたら炭の製造方法
4 炭焼き窯の中の状態
5 たたら炭の反応性
第9章 鉧と銑の生成機構
1 小型たたら炉
2 炉内の状態
3 鉧と銑の生成機構
4 ノロの生成とその役割
5 炉下部における鉧と銑の状態
6 「鉧押し」と「銑押し」の操業方法の相違
第10章 風と炎
1 炎の色と高さ
2 鞴の送風能力
3 風の流れと炎の出方
4 木炭の燃焼温度と送風速度
5 砂鉄の飛散条件
6 送風管内の圧力損失
第11章 物質収支と熱収支への脈動送風の影響
1 たたら製鉄操業における脈動送風の効果
2 小型たたら操業における脈動風と連続風の比較
3 たたら製鉄の熱収支
4 たたら製鉄の非効率性の原因
第12章 たたらを現代に
1 第3の製鉄法
2 粉鉄鉱石から銑鉄を作る新製鉄法
3 マイクロ波加熱連続製銑法
4 マイクロ波製鉄による炭酸ガスの排出抑制
5 エネルギー利用の革新的転換
付 録
1 地下構造の物性値の測定方法(第6章)
2 酸素センサー(第9)
3 炭素の燃焼熱とマグネタイトの炭素還元反応熱(第11章)
あとがき
参考文献
索 引
6世紀後半に朝鮮半島を経由して伝えられた製鉄技術は、砂鉄を使った「たたら製鉄」法としてわが国で独自に発展した。世界でも非常にユニークな製鉄法で、溶けた銑鉄と鋼の塊をわずか30分で作る高速製鉄である。
安価な輸入鉄が登場して衰退し、大正12年(1923年)に商業生産を終えたが、美術刀剣の材料としてたたら製鉄が作り出す極上の鋼が求められ、昭和52年(1977年)に「日刀保(日本美術刀剣保存会)たたら」として復元、現在毎冬3代(回)操業されている。
鉄冶金学を専門とする著者は、この日刀保たたらの操業をつぶさに記録し、口伝によって継承されてきた「たたら製鉄」の技を科学的に解明しようと試みた。1500年も昔からの人たちが、どのように砂鉄を吹き飛ばないよう工夫したか、なぜたたら炉が箱型なのか、なぜ精巧な地下構造があるのか、天秤鞴などで送る脈動風の効果は何か…。現代の溶鉱炉とあまりにも異なる「たたら製鉄」の技術が克明に解き明かされる。
さらに、著者の研究は微粉の砂鉄を使うたたら製鉄の原理を新しい製鉄技法に活用することに向かい、本書の末尾はカーボンニュートラルを実現するマイクロ波加熱高速銑鉄製造方法の紹介で結ばれている。

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