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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年05月18日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | フィルムアート社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784845921447 |
| ページ数 | 320 |
| 判型 | 46変形 |
構成数 : 1枚
まえがき
〈Rule? Fig.1〉 #これもルールかもしれない
〈Rule? Fig.2〉 ルール曼荼羅
〈Rule? Fig.3〉 ルールのつくられ方(法令の場合)
第I部 入門編
1 なぜルールは必要なのか
身近にあふれるルール/この本で扱う「ルール」の範囲/拠り所としてのルール/ルールは問題から生まれる/暗黙のルール/ルールとアーキテクチャの協働関係/「守る」だけでなく「使う」ものとしてのルール
2 道具としてのルール
ルールは問題を解決するための道具/ルールを見ていくと、社会の中にある課題がわかる/ルールによってどのように問題を解決できるか/ルールをつくるときに考えるべきこと/ルールの前提にあるもの/ルールを破ったらどうなる?/つくったルールを使って、見直す
3 ルールと創造性
「創造的に使う」とはどういうことか?/なぜルールに創造性が必要なのか?/ルールをつくる創造性/ルールを使う創造性/ルールを見直す創造性/ルールを更新する創造性
〈TEXT〉
宇野重規 民主主義社会におけるルールとは何か
清水晶子 冗談を気軽には言わない
小田原のどか 社会制度と彫刻
細馬宏通 「ルール?展」:日常のルールをあぶり出すさまざまな試み
会田大也 創りながらルールを学ぶこと
木ノ戸昌幸 そんな簡単なわけがない
田中みゆき 「ルール?展」のルール:自由と制約についての覚え書き
第II部 実践編
1 ルールをつくる
企業が生むルール(規格)/真鶴町「美の基準」(まちづくり条例)/『独立国家のつくりかた』/「コロガル公園」シリーズ/任天堂ゲーム実況ガイドライン/クリエイティブ・コモンズ/Netflix "No Rules" Rules/田中みゆき 菅俊一 野村律子《ルール?》/東京駅の空中権売買/カーボンプライシング/大麻の合法化/Whatever Co.《D.E.A.D. (Digital Employment After Death)》
2 ルールを使う
規制によって生まれる製品・サービス/佐々木隼(オインクゲームズ)《鑑賞のルール》/群れを生むルール/石川将也+nomena+中路景暁《四角が行く》《ルールが見えない四角が行く》/行列のルール/高野ユリカ+山川陸《踏む厚み》/取扱説明書のいろいろな形/『サイバーパンク2077』エンドユーザーライセンス同意書/コンタクト・ゴンゾ《訓練されていない素人のための振付コンセプト003.1(コロナ改変ver.)》/オウテカ『Anti EP』
3 ルールを見直す
校則をつくる・変更する/早稲田大学吉村靖孝研究室《21_21 to "one to one"》/遠藤麻衣《アイ・アム・ノット・フェミニスト!2017/2021》/エル・ブジ/『100,000年後の安全』/早稲田大学吉村靖孝研究室《滝ヶ原チキンビレジ》/NPO法人スウィング《京都人力交通案内「アナタの行き先、教えます。」》/排除アートに対抗するベンチ/ダニエル・ヴェッツェル(リミニ・プロトコル) 田中みゆき 小林恵吾(NoRA)×植村遥 萩原俊矢×N sketch Inc.《あなたでなければ、誰が?》/田中功起《ひとりの髪を9人の美容師が切る(二度目の試み)》
4 ルールを更新する
鬼ごっこのルール/コロナ禍における道路占用許可基準の緩和/葛宇路(グゥ・ユルー)《葛宇路》/デジタル民主主義プラットフォーム/LEGAL SHUTTER TOKYO/丹羽良徳《自分の所有物を街で購入する》/スクワット/『DEATH STRANDING』/「弱いロボット」
〈座談会〉菅俊一×田中みゆき×水野祐
「ルール?展」のあとに
ルールは網羅できない/自分の範疇を広げて考える/マジョリティは消去法によって構成される/場は何を規定するのか/わかりやすい満足に勝てるか/ルールはバイナリー型、マナーは堆積型/ルールをつくることはコストを下げる? あるいは上げる?/ルールリテラシーとルールコンピテンシー/失敗が更新のチャンスになる
〈資料1〉 コロナ関連記事抜き出し
〈資料2〉 法的視点からの考察&データで見る社会
謝辞
「ルール?展」展示作品クレジット
主要参考文献
ルールはあなたを縛るものではなく、この社会で自由に生きるためのもの?
世界の見え方が変わっていく、「ルール×デザイン」入門。
法律や規則、マナー、習慣、自然法則……わたしたちはさまざまなルールに囲まれて生きています。
本書では、日常のさまざまな場面で遭遇するルールの存在や影響を取り上げながら、ルールを「つくる」「使う」「見直す」「更新する」ことでわたしたちの社会をアップデートしていくことを目指します。この4つのサイクルに着目し、ルールはデザインによってどのようにかたちづくることができるのか、多角的な視点から探ります。
身の回りにあるルールを意識し、自分のこととして関わり、柔軟にとらえ直すことで、ルールとポジティブに向き合うことの大切さと、ルールは私たちの思考や行動を制限するものではなく、この社会で自由に生きるためのものであることを説く、日常をデザインする創造的実践のガイドとなる一冊です。
遊び心と創造力に満ちた、新しい「ルール」本の誕生!
「ルールについての展覧会?!」と大反響を呼んだ、21_21 DESIGN SIGHTの企画展「ルール?展」(2021年)。展示期間中、オンライン予約の取れない展覧会として話題となり、TikTokやInstagramでZ世代の若者たちにも人気を博したあの「ルール?展」が、「本」となって帰ってきた!
展覧会ディレクターの菅俊一・田中みゆき・水野祐による、「ルール」についてさらに深掘りした全編書き下ろしのテキスト+座談会に、宇野重規(政治哲学者)、清水晶子(フェミニズム/クィア理論研究者)、小田原のどか(彫刻家/評論家)、細馬宏通(人間行動学者)、会田大也(ミュージアム・エデュケーター)、木ノ戸昌幸(元NPO法人スウィング理事長)の豪華執筆者による寄稿を加えて再編集・成書化。

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