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「問題を見いだす」理科授業 マンガでわかる導入場面

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フォーマット 書籍
発売日 2024年04月06日
国内/輸入 国内
出版社東洋館出版社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784491049311
ページ数 160
判型 A5

構成数 : 1枚

はじめに

第1章 理科授業で「問題を見いだす」とは
1小学校理科で大切にしたいこと
2「問題を科学的に解決する」とは
3問題を見いだすことがなぜ大切なのか
4「問題」とは何か
5「問題を見いだす力」の評価
6つい陥りがちな導入のダメ事例10
7「注目」と「着目」で導入を考えよう

第2章 子どもが「問題を見いだす」ための指導の工夫
1理科で「問題を見いだす」には直接体験が前提
2問題を見いだしやすくする「比較」の方法
3「よい比較」をするためのポイント
4問題の4つのタイプ
5「個人の問題」と「学級の問題」の違い
6「個人の問題」から「学級の問題」を設定する
7疑問をもつには「自分で気付くこと」が大切
8教師が知っていることを必ずしも子どもが知っているわけではない
9経験に個人差があるものはあらかじめ共通の体験をつくる
10子どもから問題が出ないのは環境づくりに原因あり
11導入で絞らないと観点が広がってしまう

コラム1 「問題を見いだす」ために必要な能力

第3章 第3学年の導入場面
1光と音の性質(音)
2風とゴムの力の働き(風)
3身の回りの生物
4太陽と地面の様子
5ものと重さ
6磁石の性質
7電気の通り道

コラム2 「なぜ」「どうして」が出たらどうする?

第4章 第4学年の導入場面
1金属、水、空気と温度(温度と体積)
2金属、水、空気と温度(ものの温まり方)
3雨水の行方と地面の様子
4季節と生物(春)
5月と星(月)
6電流の働き

コラム3 4年生以降は個人の問題をノートに記録しなくていいの?

第5章第5学年の導入場面
1電流がつくる磁力
2ものの溶け方(溶ける量)
3流れる水の働きと土地の変化
4植物の発芽、成長、結実(発芽)
5振り子の運動

コラム4 予想まで考えを進めている場合、どうする?

第6章 第6学年の導入場面
1水溶液の性質
2燃焼の仕組み
3植物の養分と水の通り道
4てこの規則性
5土地のつくりと変化

コラム5 「よい問題」や「よい問題のつくり方」を共有しよう

おわりに

  1. 1.[書籍]

問題解決の第一歩「問題を見いだす」場面はこうつくる!

本書の概要


理科授業の要である「問題解決」が子ども主体の学習になるかどうかは、「問題を見いだす」段階にかかっていると言っても過言ではない!子ども自身が問題を見いだしやすくなるような導入の工夫やポイントを解説するとともに、導入場面の授業実践23例をマンガで紹介。「注目」→「着目」の流れ、教師の声かけのコツなど、「問題を見いだす」ための工夫が満載の導入攻略本。

本書からわかること

「問題」は子ども自身が見いだすもの


現行の学習指導要領では「問題を見いだす力」を育成し、評価することが求められています。そのため、まずは一人一人が「個人の問題」を見いだせるようにすることです。最初から全体で「学級の問題」を設定したり、教師から問題を与えたりする授業では、一人一人の「問題を見いだす力」を育成することができません。「個人の問題」を見いだす場面では、教材やその提示方法を工夫し、視点を絞ることによって、ばらつきを軽減することができます。「個人の問題」を尊重しながら、それらを「学級の問題」として集約していく過程が大切なのです。

「注目」→「着目」の順番で問題へと導く


「注目」はある事象に対して視線を注ぐこと、「着目」はさらに関心を寄せて、仕組みや関係性などを考えることであると、本書では解釈しています。導きたい問題に向けて、どこに注目し、さらに何に着目すればよいのかを考えながら、子どもの視線が向かうようにするための工夫をします。その工夫とは、比較対象を効果的に提示したり、子どもの気付きを促すような声かけをしたりすることなどが挙げられるでしょう。本書では、「よい比較」のポイントや、教師の「キーフレーズ」なども詳しく解説しています。

導入場面23例をマンガで紹介!


本書では、3年の全単元から一場面ずつ&4~6年の重要な場面の計23例、導入場面の作り方を具体的に紹介しています。教師の声かけの工夫がよくわかるマンガ、「注目」→「着目」の流れがよくわかる授業展開モデルによって、実際の授業場面でどう機能しているかを確かめることができるでしょう。

作品の情報

メイン
著者: 寺本貴啓有本淳

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