バギー/インディー・ダンスのシーンを盛り上げ、〈ハッピー・マンデーズに対するロンドンからの回答〉とも評されたヘヴンリー初期の看板バンド、フラワード・アップ。91年に発表された彼らの唯一のアルバムが2枚組でリイシューです。Disc-2には代表曲"Weekender"のアンディ・ウェザーオールによるリミックス、ライト・セッド・フレッドのカヴァーなどのお楽しみをたっぷり収録。
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vol.485(2024年4月25日発行号)掲載(2024/04/25)
セイント・エティエンヌやマニック・ストリート・プリーチャーズと並ぶヘヴンリー・レコーディングス初期の看板バンドで、「ハッピー・マンデーズに対するロンドンからの回答」と評され人気を博したフワラード・アップの記念すべきデビュー作がリマスター再発。
フワラード・アップは、90年代の初頭、名門ヘヴンリーのサポートを受けデビュー前から『NME』や『メロディ・メーカー』といった雑誌の表紙を飾るなどしていたロンドン出身のインディ/ダンス・バンド。シングル「Take It」や「It's On」のヒットで人気を確立、「ハッピー・マンデーズやストーン・ローゼスに対するロンドンからの回答」と言われ、実際にハッピー・マンデーズと同じくロンドン・レコードと契約し1991年に本作『A Life With Brian』でアルバム・デビューを果たしました。独特の脱力ラップとヒプノティックなダンス・マナーでマンチェスター勢とは一線を画し大きな注目を集めるも94年には活動を休止。2000年代に入り再始動もありましたが2009年にボーカルのリアム・マーヘルが他界しその歴史は完全に幕を下ろすことに。そんな彼らの唯一のアルバム『A Life With Brian』が、ドキュメンタリー作品『I Am Weekender』の発売を祝してロンドン・レコードからボーナス・トラックを多数追加し2枚組でリマスター再発。リマスターはキーボードのティム・ドーニーが監修。ボーナス・トラックは、「Take It」や「It's On」のリミックス、彼らの代表曲である13分におよぶ壮大なサイケデリック・ダンス・ナンバー「Weekender」、そのアンディ・ウェザーオールによるリミックス、ライト・セッド・フレッド「Don't Talk Just Kiss」のカバーなど。今回の再発のために作られた新規のリミックスもあり。
発売・販売元 提供資料(2024/03/15)