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明治の表象空間 (上) 権力と言説

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フォーマット 書籍
発売日 2024年04月16日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 文庫
SKU 9784006004743
ページ数 344
判型 文庫

構成数 : 1枚

凡 例

はじめに
力線と結節点
なぜ「表象」なのか
文学と「近代性」
特権的な「表象」の運命

序章――「国体」という表象
国体、この神経過敏なるもの
不変/固有/空疎
魔王と脱構築
改造主体としての天皇
「表象=代表」のラディカリズム

第I部 権力と言説
1 予防――内務省と警察(一)
「国ノ国タル所以ノ根元」
土地=人民の再編成
「予防」のシニシズム
2 仁愛――内務省と警察(二)
「保傅」としての警察
巡査の身体
洋服/和服
3 定位――戸籍(一)
「横」から「タテ」へ
拷問から旅券へ
相貌からDNAへ
4 逸脱――戸籍(二)
引致と説諭
「乙号」の人々
寅さんと「山の人」
5 網羅性――新律綱領・刑法(一)
新律綱領の恍惚
民主化された「知」
罪刑法定主義の逆理
6 有限性――改定律例・刑法(二)
「故失出入」という装置
「梟の首」の恐怖
ナンバリングの裏切り
7 抽象化――旧刑法・刑法(三)
「律」から「法」へ
「合法的支配」の出現
形象の抑圧
象徴界と威嚇
8 混淆――漢文体(一)
片仮名の註
「中国語の助けがなければ……」
混成言語態としての「国語」
9 アイロニー――漢文体(二)
漢学の失楽園
予言者は嘲笑する
「第二のルーテル」の出現?
10 プラグマティズム――福沢諭吉(一)
「決定論の泥沼」をめぐって
複数の言語態
「此一段は悪文の例なり」
11 啓蒙――福沢諭吉(二)
「時節」の到来
福沢諭吉vs.森田思軒
「啓蒙」というイデオロギー
12 演戯――中江兆民(一)
理性と自由
「啓蒙」の自壊
「吾等の臓腑、吾等の血汁」
13 地滑り――中江兆民(二)
歴史と寓話
反語・韜晦・皮肉
明治十四年の政変
14 正論――中江兆民(三)
正論は威圧する
「是れ一時遊戯の作」
正論の脱構築
15 新旧――中江兆民(四)
「新」という記号
士族の蘇生
超越と普遍
16 暴力――中江兆民(五)
「皇国之兵制一般」をめざして
法の措定、法の維持
国民総武装のユートピア

  1. 1.[書籍]

学問分野ごとに仕切られた分類の枠を排し、混沌状態に立ち騒ぐ日本語言説の総体を、徹底したテクスト読解を通じて横断的に俯瞰することで、「理性」「時間」「システム」という現在に直結する近代日本の特異性を描き出し、「表象空間」のダイナミズムを浮かび上がらせる。毎日芸術賞特別賞受賞作。(全三巻)

作品の情報

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著者: 松浦寿輝

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