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「聖性」から読み解く西欧中世 聖人・聖遺物・聖域

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フォーマット 書籍
発売日 2024年05月17日
国内/輸入 国内
出版社創元社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784422203478
ページ数 328
判型 46

構成数 : 1枚

はじめに

第1章 コンスタンティヌス大帝からカール大帝へ――キリスト教聖性の醸造
1 コンスタンティヌス帝――聖人・聖遺物・聖域の重視
2 聖遺物礼拝の高揚
3 ローマからフランクへ――キリスト教聖性の継承
4 カール大帝の教会政策――中世キリスト教の聖性の展開

第2章 権力者と聖性
1 「ノルマン・コンクエスト」と聖遺物
2 聖なる力に頼るフランスのカペー王権
3 ドイツの王(皇帝)と聖遺物

第3章 地域社会と聖なる力
1 コンクの聖女フォアの聖遺物
2 聖遺物の移動

第4章 修道院による聖性の創出
1 クリュニー修道院の創立と発展
2 モワサック修道院――聖域の創出と聖遺物の力

第5章 巡礼と伝承
1 サンティアゴ・デ・コンポステラと巡礼案内
2 ル・ピュイ――ガリア人の霊場に由来する聖地
3 ヤコブと聖母マリアによる奇跡物語
4 サンティアゴ・デ・コンポステラの町と聖堂

第6章 教皇、王と受難のキリスト―十字軍時代の聖性を導いたもの
1 聖地エルサレムをめざす巡礼と十字軍
2 聖王ルイの聖遺物収集と十字軍

第7章 教皇による列聖、王権の聖化――聖なる力による普遍的な権威の形成
1 教皇による列聖の独占
2 ルイ九世の列聖と王権の聖化
3 聖なる王

第8章 言葉による聖性の拡散と共有
1 説教
2 聖人伝集 ヴァラッツェのヤコブス『黄金伝説』

第9章 俗人による宗教運動と地域共同体――ルネサンスから近世へ
1 生きた聖女に群がる人々
2 南仏のマリアたちと民衆の祭り
3 聖遺物のコレクションと顕示

あとがき
索引

  1. 1.[書籍]

古代末期から中世にかけて、キリスト教世界では聖人や聖遺物(聖人が身に着けたもの、触れたもの、聖人の肉体の一部など)への礼拝が盛んになり、それらを納める聖なる場所(聖堂、教会など)もまた聖性を帯びた。

こうしたモノや場所は、ほとんどの場合、聖職者や修道士によって聖人伝、奇蹟物語、儀式と結び付けられ、キリスト教信仰の基盤を固めるとともに、王権の強化や社会の統制にも寄与してきた。

本書ではこうした聖性イメージが西欧中世にいかなる影響を及ぼしてきたのか、古代末期から中世の終わりまでを対象に多角的に考察する。

作品の情報

メイン
著者: 杉崎泰一郎

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