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ともに読む古典 中世文学編
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商品の情報

フォーマット

書籍

構成数

1

国内/輸入

国内

パッケージ仕様

-

発売日

2017年03月28日

規格品番

-

レーベル

ISBN

9784305708281

版型

A5

ページ数

336

商品の説明

古典・古文が苦手だと思っているあなたへ語り継ぐ、古典文学の世界。
古典文学の魅力を伝えたくてたまらない研究者と、生徒を前にして、古文の面白さや学ぶ意義をわかってもらおうと日々奮闘している、現場教員たちとのコラボレーションで贈る前代未聞の本。研究者の本気と現場の教師の本気で、古典の魅力を届けます!

[本書の読み方]
○中世文学の研究者たちに教育現場からの問いかけに答えるつもりで、教材研究の新しい視点を書いてもらいました。
○第1部では、中世文学をジャンル別にとりあげ、第2部は、時代・宗教・文法・教科書と四つのテーマを設けて論じています。
○毎日、生徒たちの真剣な視線を浴びながらひるまず教壇に立つ方々には、生徒に答えるつもりでコラムを書いてもらいました。
○どこから読んでもかまいませんが、通して読めば、おのずと全体のつながりがみえてくるでしょう。語り継ぐ中世文学史です。
○古典教育の現場の方のみならず、老若各世代の方々にお読み頂ければと思っています。

執筆者は、小助川元太/伊東玉美/霧林宏道/谷 知子/吉野朋美/花部英雄/三浦 敦/平野多恵/安村史子/牧野淳司/清水由美子/松尾葦江/出口久徳/今井正之助/谷口耕一/中野貴文/深沢眞二/須賀可奈子/山中玲子/石井倫子/秋田陽哉/姫野敦子/小助川元太/永濱知寿子/松薗 斉/藤巻和宏/冨澤慎人/吉田永弘/日下田ゆず/須藤 敬/渡辺登紀子。

【 私たちがこの本を読んでほしいのは、
〇古文嫌いの生徒に古文の魅力を伝えたいと考えている中学校や高校の国語の先生。
〇古文の授業のネタがほしいと思っている国語の先生。
〇中学校・高校の国語の免許を取りたいと考えている人。
〇古文は苦手だったけれど、少し勉強してみようかなと思っている大人。
〇古文の授業は面白くないと思っている高校生。
そして、
〇「古文なんて面白くない」と思っているのに、なんとなく気になってしまい、本を手に取ってしまった、あなたです。
最初から読む必要はありません。目次を見て、気になったところから読んでもらってけっこうです。そして、ぜひ古文=古典文学の面白さを発見してほしいと思います。】

作品の情報
収録内容

構成数 | 1枚

「古文は面白くない」って本当ですか?―本書を手にとってくださったあなたに(小助川元太)

第1部 どこが面白いのか?―中世の古典たち

1 世俗説話(伊東玉美)
亀の恩返しと絵仏の帰還
【古典は、当時の価値観に寄り添って理解する必要があるナイーブな側面と、現代にも通じる切り口で直接アプローチできるシャープな側面の、両方を持っている。】
1 はじめに/2 亀の恩返し/3 絵仏の帰還/4 両話に共通するもの/5 おわりに

コラム 教師に必要なことは(霧林宏道)

2 和歌(谷 知子)
恋の歌の力―『百人一首』の魅力
【『百人一首』の最大の魅力は何かと聞かれたら、私は「美しい型」だと答えたい。だからこそ、さまざまな豊かな広がりを持つ文化が生まれたのだと思う。】
1 恋の歌の意味/2 序詞・掛詞/3 命をかけた恋/4 題詠/5 恋の歌の力

3 西行・長明(吉野朋美)
西行と長明―乱世を生きたふたりの出家者
【両者は私たちの前にそれぞれの作品で別個に姿を見せているようだが、そのふたりの生きた時代も見つめるものも重なっている。】
1 はじめに/2 西行・長明の姿勢―福原遷都を例に/3 当時の世相とふたりの社会的関心/4 勅撰和歌集への入集に関連して/5 長明における西行/6 おわりに

4 伝承の人物像(花部英雄)
愛好する人々と共に生きる「人物像」―西行と義経
【伝承の人物像は社会や時代の動きと密接に関連して形成される。伝承は文字等により記録されることが少ないため、常に現在の伝承という形で人々の関心や動向を反映しながら揺曳していく。】
1 流動的な「伝承の人物像」/2 西行と義経の時代/3 この時代の社会と文学はどう考えられてきたか/4 西行のイメージ形成―一部の裕福な知識層の間で/5 西行のイメージ形成―一般大衆の間の真逆の西行像/6 義経伝説と時代気運/7 おわりに

コラム 古典の「事実」に学ぶ(三浦 敦)

5 明恵(平野多恵)
人生を変えた神のお告げ―鎌倉時代のノンフィクション文学『明恵上人神現伝記』
【八百年前にも、人や社会のありようにはドラマがありました。それを後世に伝えようとする想いに駆られた人がいたからこそ、私たちは当時の人々の息吹をいきいきと感じることができるのです。】
1 はじめに/2 自分の道を求めて/3 インドへの思い/4 春日明神の降臨/5 春日明神との対話/6 二度目のインド巡礼計画/7 おわりに

コラム 額の裂けた地蔵の話(安村史子)

6 仏教説話(牧野淳司)
笑いと涙の中世寺院―仏教説話を生み出す場
【仏教を弘めるための文学と決めつけてしまうのではなく、笑いと涙を活力源として生きた人々が僧侶とともに作り上げた文学として、仏教説話の領域を見つめ直したい。】
1 はじめに/2 「狂惑の法師」/3 仏事での笑い/4 演戯する説経師/5 おわりに

コラム 教室で軍記文学を読むということ(清水由美子)

7 平家物語(松尾葦江)
眼で聴き、脚で見る―平家物語を読んでみよう
【この物語の中には戦争だけでなく、じつに多様な人生が、生き抜くとはどういうことなのかを、あたかも私たちに問うように描かれている。】
1 宇宙から地上へ、永遠から今へ/2 歴史文学の手口/3 死者への想い/4 ことばのちから/5 平家物語は戦争文学なのか

コラム 「役に立つ」古文(出口久徳)

8 太平記(今井正之助)
"やりきれない"話―高師泰の悪行とその被害者
【やりきれない、ひどい事件・事態は今も形をかえて現実に起こっている。これを教材としてとりあげ議論する意義があるのではないか。】
1 はじめに/2 本文/3 教材試案

コラム 古典なんて(谷口耕一)

9 徒然草(中野貴文)
背を向ける狛犬とすれ違う対話
【学生たちは、古典はすばらしいもの(らしいの)だが自分たちとは関係の無い何かだと思っているのかもしれない。自由に触れて楽しんで構わない「古典」と思えるにはどうすればよいか。】
1 話が噛み合わない/2 空気が読めない/3 古典文学は、遠い日の花火ではない

10 座の文芸(深沢眞二)
想像力のあそび―連歌
【連歌でなら、どこへでも行けるし、どんな時間にも飛べるし、どんな心境でも知ることができるし、どんな身分にもなれる。連歌は、貴族から武士階級や庶民までが作者となった熱狂を伴う大衆的文芸でした。はたして何が人々を熱狂させたのでしょうか。】
1 「手の舞ひ足の踏む所を知らず」/2 「雪牧両吟住吉百韻」の六句を読む/3 「四季の庭」体験装置

コラム 「なぜ古典を学ぶのか」―授業の中から考えたこと(須賀可奈子)

11 世阿弥(山中玲子)
詩人は最高の教師でもあった<...
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