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知里幸恵とアイヌ

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フォーマット 書籍
発売日 2017年11月01日
国内/輸入 国内
出版社小学館
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784092701236
ページ数 160
判型

構成数 : 1枚

  1. 1.[書籍]

アイヌ語を命がけで残した一人の少女の生涯

アイヌは北海道をはじめ、樺太や北方四島に住んでいた日本の先住民族である。豊かな自然に育まれた狩猟採集の民であり、歌や踊りに秀でた、独特の文化を持つ民族であった。だが、明治期に入って日本政府が北海道を開拓し始めると、様相が変わってくる。アイヌは住んでいた土地を追い払われ、いわゆる「同化政策」によって日本人化させられるに至ったのだ。アイヌは言葉を持ってはいたが、文字は持たなかった。日本語教育によって、徐々にアイヌ語を話せない人々も出てきた。アイヌ語という民族の精神的な拠り所すら失われつつあったのだ。そんな中、アイヌの少女・知里幸恵とアイヌ語研究者・金田一京助の運命的な出会いが訪れる。生来聡明であり、偉大な語り部を祖母に持つ幸恵は、アイヌ語と日本語を巧みに操れる唯一無二の存在だった。そして幸恵は金田一とともに、一生をかけた大事業に取りかかる。『アイヌ神謡集』である。

【編集担当からのおすすめ情報】
解説は小説家の池澤夏樹氏が寄稿。

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