シンガーソングライターであるEの変幻自在のプロジェクト、イールズ。クール・G・マーダー、ザ・チェット、タイソン・リッター(オール・アメリカン・リジェクツ)、ショーン・コールマンらのコラボレーターと作られた12曲を収録したニュー・アルバム『イールズ・タイム!』、リリース。
カリフォルニア州ロス・フェリスとアイルランドのダブリンでレコーディングされたニュー・アルバム『EELS TIME!』は、Koool G Murder、The Chet、Tyson Ritter、Sean Colemanらのコラボレーターと作られた12曲の新曲で構成されている。EELSは、ヨーロッパと北米でLockdown Hurricaneツアーを実施し、2枚目のベスト・アルバム『EELS SO GOOD: ESSENTIAL EELS VOL. 2 (2007-2020)』をリリースするなど、多忙な2023年を過ごしたが、この作品は、それに続くものとなる。EELSは、音楽界で最も一貫して高い評価を受けているキャリアのひとつだ。シンガーソングライターであるE(Mark Oliver Everett)の変幻自在のプロジェクトで、1996年のデビュー作『Beautiful Freak』以来、14枚のスタジオ・アルバムをリリースしている。また、Eは、好評価を博した書籍『Things the Grandchildren Should Know』を2008年に刊行。受賞歴もあるParallel Worldsによる量子物理学者の父、Hugh Everett IIIに関するドキュメンタリー、『Parallel Lives』にも出演している。
発売・販売元 提供資料(2024/04/08)
バンドの柔軟性を物語るという意味では、オール・アメリカン・リジェクツのタイソン・リッターの参加も話題。しかし、この15作目におけるいちばんの聴きどころはやはりフォークやジャズにも繋がるしゃがれ声の歌を、オーケストラからエレクトロまでという振り幅とともにユニークなものにするオルタナ以降の感性だ。暗さの中に薄明かりが入り混じる音像は、まさに唯一無二。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.488(2024年7月25日発行号)掲載)