アルメニアの天才ヴァイオリニスト、セルゲイ・ハチャトリャンが、イザイの無伴奏ソナタ全曲を録音しました。楽器はイザイ自身が所有・愛奏していたグァルネリ「イザイ」。限られた者だけが演奏することを許されるこの銘器を用いての録音は世界初。イザイの魂の声が感じられるような、稀有の名演が誕生しました。 (C)RS
JMD(2024/03/12)
天才ハチャトリャン、イザイの無伴奏全曲を録音!
イザイが使用していた
グァルネリ《イザイ》による演奏は世界初!
イザイの魂の声が聴こえる
アルメニアの天才ヴァイオリニスト、セルゲイ・ハチャトリャンが、イザイの無伴奏ソナタ全曲を録音しました。楽器はイザイ自身が所有・愛奏していたグァルネリ「イザイ」。限られた者だけが演奏することを許されるこの銘器を用いての録音は世界初。イザイの魂の声が感じられるような、稀有の名演が誕生しました。
セルゲイ・ハチャトリャンは1985年生まれ。2000年のシベリウス国際コンクールで史上最年少の15歳で優勝、瞬く間に世界の注目を集め、さらに2005年のエリザベート王妃コンクールで優勝。まさに天才ヴァイオリニストとして世界から絶賛されています。来日もしており、その素晴らしい音楽は深い感動と共に人々の心に鮮明に記憶されています。ハチャトリャンは、2010年10月から2022年5月まで、日本音楽財団よりグァルネリ・デル・ジェス「イザイ」を貸与されておりました(この録音では、この「イザイ」を使用しています)。イザイ(1858-1931)が所有し、長年演奏活動に使用していたことからこの名前が付けられた銘器で、楽器の中に貼られた小さなラベルには、赤いインクで「このデル・ジェスは私の生涯を通じて忠実なパートナーだった。イザイ1928」とフランス語で書かれています。この楽器はイザイの国葬の際にはクッションに載せられ、棺の前を行進したことでも知られています(ブックレットにはその葬儀の写真が掲載されております)。
1923年、すでに演奏ステージから引退していたイザイは、34歳年下のヴァイオリニスト、ヨーゼフ・シゲティ(1892~1973)がリサイタルで弾いたJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータに深く感銘を受けて、バッハと同じ無伴奏の6曲からなるソナタ集の創作を思い立ちました。6曲はそれぞれ、創作のきっかけとなったシゲティを始めとする、親交のあった6人の優れた若いヴァイオリニストたちに献呈されています。
ハチャトリャンの音楽は、作曲者と対話しているような、ハチャトリャンはそこで演奏しているのに、どこか別世界にいるような、不思議な独特の浮遊感があります。押しつけがましいテクニックや誇張は皆無。それでいて地に足のついた、不思議な魅力があります。そうした魅力はここでも全開。この全集の根底にある、シゲティが弾くバッハや、名ヴァイオリニストたちといったインスピレーションを意図的に強調しており、イザイの魂の声が聴こえるような、これまで耳にしたことのないような陰影と華やかさに満ちています。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2024/03/05)