コンゴはキンシャサの音響革命のパイオニア、コココ!。世界的な賞賛を浴びたデビュー・アルバムから5年、待望のニュー・アルバム『ブトゥ』、トランスグレッシヴよりリリース。 (C)RS
JMD(2024/03/19)
コンゴはキンシャサの音響革命のパイオニア、コココ!。世界的な賞賛を浴びたデビュー・アルバムから5年、待望のニュー・アルバム『ブトゥ』、トランスグレッシヴよりリリース。
キンシャサの音響革命のパイオニア、KOKOKO!は、2017年以来、その印象的なサウンドとエネルギッシュなパフォーマンスで世界中のオーディエンスを魅了してきた。その中には、AIFによるベスト・ライブ・バンドへの選出、NPRのTiny DeskやBoiler Roomへの出演、All Points East、SXSW、Green Man、Pitchfork Festivalといったフェスティヴァルへの出演、Grand Theft AutoやFIFAのサウンドトラックへの参加なども含まれる。また、DJ Magが「他では聴けない」と評し、The Guardianが「威厳のある新しい声」と呼んだ彼らのデビュー・アルバム『Fongola』は、世界的な賞賛を浴びた。そして、KOKOKO!は、待望のセカンド・アルバム『BUTU』をTransgressive Recordsからリリースする。リンガラ語で「夜」を意味する『BUTU』は、コンゴの街の日没後の賑わいにインスパイアされたもので、この実験的なレコードは、混沌とした場所の中心に深く潜り込み、そこに住む人々の陽気で創造的な精神を讃えている。ヴォーカルのMakara Biankoが指揮を執り、DebruitことXavier Thomasがプロデュースを手がけたこのアルバムで、彼らはよりエレクトロニックでアップビートなサウンドを追求している。『BUTU』は、ダイナミックなナイトライフの熱狂的な雰囲気を再現したもので、飽和して歪んだスピーカーや日没後の音の密集を通して、機材は限界までプッシュされる。夜中におこなわれたフィールド・レコーディングや、洗剤のボトルなどの「既製パーカッション」を使い、彼らはその音をディストーションにかけることで、夜の音に近づけた。KOKOKO!は活動的で政治的な傾向を強く持っている。コンゴ民主共和国では、武力紛争や地域間の暴力による大量殺戮、反体制派への弾圧、被拘禁者への不当な扱いなど、深刻な人権侵害が続いている。武力紛争の影響を受けた地域の人々は、大量の避難民と深刻化する人道的危機の中で、特に深刻な影響を受ける。また、コンゴ民主共和国の豊かな天然資源は、大手ハイテク企業に日常的に利用され、地域の紛争を助長している。コンゴ民主共和国では、言葉による政治的抗議は投獄のリスクを伴うため、ストリート・パフォーマーはしばしば身体と音を使って批評のシグナルを送る。『BUTU』でKOKOKO!は、パンクのようなエネルギーを提供し、ある世代の姿勢を瓶詰めにし、コンゴ民主共和国のブロック・パーティーの錬金術を新たな世界的高みへと導いた。
発売・販売元 提供資料(2024/03/05)
フランス出身のプロデューサー、デブリュイを中心にコンゴの首都キンシャサで結成されたコココ!の5年ぶりのセカンド・アルバム。ベース・ミュージックに根を張る音に、身の回りのものも取り込むパーカッシヴな鳴りとワイルドなヴォーカルが絡む様はエネルギッシュそのもの。ローファイなストレンジ味こそ後退したものの、ソリッドな破壊力は前作にも増して強力だ。
bounce (C)一ノ木裕之
タワーレコード(vol.487(2024年6月25日発行号)掲載)