2016年、25年ぶりとなる来日を果たし、自らのバンドを率いてイット・バイツのセルフ・カヴァー・アルバム『Vampires - ヴァンパイア』を再現するライヴ・パフォーマンスを披露したフランシス・ダナリー。その後、2021年には3枚組の大作『The Big Purple Castle - 紫の城壁の詩~希望、深淵、そして新世界』をリリースする。インタビューではニュー・アルバムのサウンドを再現するアコースティックな趣のライヴ活動、以前から構想していたブルース・プロジェクト〈Tombstone Dunnery〉としてのアルバム制作とライヴ活動、そしてイット・バイツの楽曲をプレイすると同時にプログレッシヴ・ロックのアルバム制作とライヴ活動を行う〈Francis Dunnery's It Bites〉での活動の3つを並行して行うと語る。
昨年1月には〈Francis Dunnery's It Bites〉として全英ツアーを行い、そのライヴ・アルバムをリリースする。そして初のスタジオ作品の制作に入り、完成させたのが本作である。
フランシス・ダナリーの盟友といえるベースのポール・ブラウン、プログレ系セッション・キーボード・プレイヤーとして定評のあるトニー・ターレル、そしてフランク・ザッパやアラン・ホールズワースと共演した名ドラマー、チャド・ワッカーマンという4人で制作されたこの新作は、35年振りとなるフランシス・ダナリーが参加したイット・バイツのアルバムながらも当時のスピリッツを継承し、かつモダンなグルーヴ感を感じさせるプログレッシヴ・ロック・サウンドを聴かせる。勿論、全編でフランシス・ダナリーのテクニカル&メロディアスなギター・プレイが披露される。
来日公演も予定されているだけにフランシス・ダナリー率いるイット・バイツのニュー・アルバムは新たなプログレッシヴ・ロック・シーンの指針になる作品だ!
輸入盤国内仕様<日本語解説付>
フランシス・ダナリー (g, vo)
ポール・ブラウン (b)
チャド・ワッカーマン (ds)
トニー・ターレル (kbds)
発売・販売元 提供資料(2024/03/04)