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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年06月03日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524206858 |
| ページ数 | 228 |
| 判型 | B5 |
構成数 : 1枚
【書評】
「皮疹に迷ったとき,皮膚科紹介の前に.内科医必携の『皮膚疾患To-do & NOT-to-do』」
2024 年6 月に南江堂から1 冊の本が出版されました.『クイズでわかる皮膚疾患トップ20 To-do & NOT-to-do』という大変興味をそそるネーミングです.
編集者の1 人は小生の京都大学の同級生でもある和歌山県立医科大学名誉教授の古川福実先生です.また新進気鋭の和歌山県立医科大学教授の神人正寿先生が共同編集されています.この本は和歌山県立医科大学皮膚科学教室が全力で取り組んだものと思われます.
聞くところによると,とても好評だった前著『日常診療で必ず遭遇する皮膚疾患トップ20 攻略本』のフォーマットを引き継ぎ,さらに「皮膚科医としてこれはやってほしくないな」というポイントをNOT-to-doとしてクローズアップしています.皮膚科以外の先生方にもぜひぜひお勧めということです.ということは「内科医である私にも絶好の書かも知れない! ?」.
さて,トップ20 とは一体何なのかと思って眺め読み進めていくと,なんとこのトップ20 をマスターすることによって皮膚疾患の85%が理解できるということなのでいささかびっくりです.さらにびっくりしたのは,「その他の湿疹」が各論のトップにあるということです.その他がトップとは!! 湿疹はさまざまな原因で生じますが,その多様性を少しばかり学んだ気がします.そういえば,学生時代に京都大学皮膚科O教授が「皮膚科はな! 湿疹に始まり湿疹に終わるんや!」とおっしゃっていたような記憶があります.
私ども内科領域でも皮膚病変にお悩みの患者さんはたくさんおられます.もっとも困るのは,鑑別です.同じようにみえる赤い炎症病変が,それぞれ異なった背景をもった病気であることをマスターするのは大変だと思います.本書では,似て非なる臨床写真をいくつか掲載して,クイズ形式で正しい診断や治療に導くように工夫されています.診断もさることながら,バイオなどの新しい治療方法がたくさん登場していることに驚きました.
診察の時にいろいろ相談を受けるわけですけれども,なかなか的確な返事を患者さんにすることはできません.従来はすべて皮膚科の外来に患者さんを紹介していたわけですけれども,この本をみるとその何割かは私ども内科の手で対処・対応できるのではないかと思いました.つまりこの本はプライマリケアの書としてもきわめて有用な本であると確信しました.
診察室の傍らにぜひこの一冊を置いてください.
お勧めです!!
臨床雑誌内科136巻1号(2025年7月号)より転載
評者●工藤正俊(近畿大学医学部消化器内科 教授)
【序文】
皮膚科は取り扱う疾患が他科に比べても多いほうだと思われますので,トップ20の疾患だけで全患者の85%を占めるというのは正直なところ意外で,重要かつ困難な調査を完遂し,その事実を見いだされた古江増隆先生のご尽力に改めて敬意を表します(古江増隆ほか:本邦における皮膚科受診患者の多施設横断四季別全国調査.日皮会誌 119:1795-1809, 2009).
トップ20の疾患はまさにcommon diseaseにあたるわけですが,たとえば1位の湿疹ひとつとっても,きちんと定義を説明することは実にむずかしいことを日々痛感しています.また,前著『日常診療で必ず遭遇する 皮膚疾患20...
皮膚科診療患者が罹患している疾患は,遭遇頻度上位20疾患で85%を占める.本書は,これら日常的に診る皮膚疾患に絞り,各疾患を「鑑別」,「治療方法」の2本立てのクイズ形式で楽しく・わかりやすく解説.実践ですぐに活かせる,皮膚科診療で"やるべきこと(To-do)"と"やってはいけないこと(NOT-to-do)"のリスト付きで非皮膚科医・非専門医にもオススメ.皮膚疾患を診る機会があるすべての医師の道標となる一冊.
【序文】
皮膚科は取り扱う疾患が他科に比べても多いほうだと思われますので,トップ20の疾患だけで全患者の85%を占めるというのは正直なところ意外で,重要かつ困難な調査を完遂し,その事実を見いだされた古江増隆先生のご尽力に改めて敬意を表します(古江増隆ほか:本邦における皮膚科受診患者の多施設横断四季別全国調査.日皮会誌 119:1795-1809, 2009).
トップ20の疾患はまさにcommon diseaseにあたるわけですが,たとえば1位の湿疹ひとつとっても,きちんと定義を説明することは実にむずかしいことを日々痛感しています.また,前著『日常診療で必ず遭遇する 皮膚疾患トップ20攻略本』が出版された2013年に比べて,この10年での個々の疾患に関する診断や治療の進歩に驚かされます.「皮膚科の病気はまず◯◯VG軟膏を塗ってみて,治らなければセレ◯◯ミンか抗真菌薬でOK」と揶揄されていた時代はもう完全に過去のものになった,と言わざるを得ません.
本書の編集にあたってはこれらの思いを込めつつ,堅苦しくないクイズ形式をとる前著の強みを継承しました.さらにはこれまでの書籍にないものを私たちなりに分析し,皮膚科医としてこれはやっていただくと/やめておいてもらえると助かるな,という事項を各疾患でTo-do / NOT-to-do として記載しました.本書の新たな売りになればと願っております.
高齢化や生活様式の変化に伴い,いつかまた疾患頻度の調査がなされるのだと思いますが,その日までは日常診療の85%を制圧できる本書が,とくに皮膚科の初学者や他の診療科のプライマリケアにあたる先生方にとって診療室に置いておきたい1冊になり続けることを祈念しております.
最後に,通常よりも面倒な執筆依頼を受けていただいた先生方,本当にありがとうございます.この場をお借りして御礼申し上げます.また,南江堂 臨床編集部 松下淳史さん,制作部 高橋龍之介さんにも尽力いただきました.記して感謝申し上げます.
2024年5月 紀州和歌山にて
古川 福実
神人 正寿

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