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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年04月05日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 慶應義塾大学出版会 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784766429558 |
| ページ数 | 480 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
序 論 新たな自由社会における詐害的な行為に対する私法上の法規制――フランスの「詐害(fraude)」法理からの示唆
I はじめに――フランスの「詐害(fraude)」法理を起点として/II 濫用的会社分割への対応/III 集合動産譲渡担保における設定者の処分権限の規律/IV 本書の構成
第1部 財産の集合的把握の新たな展開
第1章 財 産――bien およびpatrimoine
I はじめに/II 財(biens)/III 資産(patrimoine)/IV 小括――新たな財と「財の法」の課題
第2章 財産の集合的把握
第1節 財産の集合的把握の諸相
I はじめに/II 財産の集合的把握のニーズ/III 財産の集合的把握の諸相/IV 財産の集合的把握の基本構造/V 小括――財産の集合的把握と財の法(物権法)
第2節 営業および営業財産
I はじめに/II 営業/III 営業財産/IV 小括――営業譲渡と営業上の債務の帰属
第3章 財産の集合的把握と利活用・管理
第1節 財産の「利活用(exploitation)」と「権能」
I フランス法における「利活用(exploitation)」概念/II 「利活用(exploitation)」概念とその法的保障/III 小括――「権能の束」としての所有権と他物権
第2節 財産の管理と物権法
I はじめに/II 財産管理の概念/III 財産管理の法制度/IV 財産管理における「権限」と「権能」/V 財産管理と物権法の再構築/VI 物権法の改正提案/VII 小括――もう一つの「管理」
第4章 財産の集合的把握と担保
第1節 動産・債権担保をめぐる新たな2つの動向
I 序/II ケベック担保法の展開/III ベルギー担保法の展開/IV フランス担保法再考/V 小括――「利活用(exploitation)」、「運用(valorisation)」と担保
第2節 担保価値維持義務の3つの淵源
I はじめに/II 担保価値維持義務をめぐる近時の議論の動向/III 担保価値維持義務をめぐる3つの淵源/IV 小括――担保価値維持義務論の展開
第3節 約定の担保価値維持義務と担保価値維持協力義務――借地上建物への抵当権設定における「念書」を素材として
I はじめに――問題点の整理/II 従前の裁判例および学説/III 最高裁平成22年9月9日判決/IV 小括――担保価値維持義務の視点から
第4節 事業の収益性に着目した担保をめぐる2つの理論的課題――財産の集合的把握論と担保価値維持義務論から
I はじめに/II 「事業の収益性」に着目した担保の3つのモデル/III 事業担保の目的(客体)とは何か?――財産の集合的把握の視角から/IV 事業担保権の期中における管理/V 小括――事業の収益性に着目した諸種の担保の役割分担
第2部 包括財産法制と詐害行為の基礎理論
第1章 詐害行為の類型と法規範の構造
第1節 「類型論」から「重層的規範構造論」へ
I はじめに/II 詐害行為における類型論の諸相/III 規範構造論としての類型論の限界――「類型論」から「重層的規範構造論」へ/IV 小括――動態的法形成
第2節 否認権・詐害行為取消権における「有害性」と「不当性」
I 序――本節の目的/II 否認規定・詐害行為取消規定の規範構造/III 「有害性」「不当性」の要件枠組み/IV 小括――「有害性」「不当性」に関する否認権と詐害行為取消権との本質的な相違点
第2章 事業資産の分離と詐害行為取消権
第1節 濫用的会社分割・事業譲渡と詐害行為取消権
I はじめに/II 平成24年判決の今日的意義および課題/III 濫用的会社分割の本質と詐害行為の類型/IV 平成29年改正民法における詐害行為取消規定と濫用的会社分割
第2節 事業信託と詐害行為取消権
I はじめに/II 濫用的組織再編行為と詐害行為/III 充当資産(patrimoine d'affectation)論と信託財産責任負担債務/IV 小括――いわゆる「事業の信託」とその濫用
第3章 詐害行為取消しにおける価額償還請求権の新たな機能――詐害行為取消しと被保全債権の「対抗」
I はじめに/II 改正前民法における価格賠償請求/III 濫用的会社分割の取消しをめぐる議論の展開/IV 平成29年改正民法における価額償還請求/V 小括――被保全債権の「対抗」という視角の有用性
終 章 法秩序の重層構造と動態的法形成――詐害行為(fraude)の一般法理を起点として
I はじめに――「フロード(fraude)法理の動態的把握」を起点として/II 「法原則」(プリンシプル)と「法規範」(ルール)/III 「指導的法原則」と「矯正的法原則」/IV 法認識と「法原則」/V 「法規範」(ルール)における「例外」の許容/VI 法規範の拡張としての「法的擬制」/VII 法規範の縮小としての「特段の事情」/VIII 結びに代えて――法秩序の重層構造と動態的法形成
法秩序の重層構造と動態的法形成。
この分析視角と問題意識を深化させ、「財産の集合的把握」という新たな現代的課題に挑む第2巻。
本書は、第1部「財産の集合的把握の新たな展開」と第2部「包括財産法制と詐害行為の基礎理論」からなる。

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