日本のロック・ポップス黎明期から時代を先取りした革新性や音楽性は、今なお世代を超えて多くの人々に影響を与えている、不世出の音楽家・加藤和彦。
1965年、当時大学生だった加藤和彦が北山修らと結成したザ・フォーク・クルセダーズは、シングル「帰って来たヨッパライ」で1968年に開始されたオリコン・シングル・ランキングで史上初のミリオンヒットを記録した。
ザ・フォーク・クルセダーズ解散後にはソロ活動を経て1971年にサディスティック・ミカ・バンドを結成。1975年には当時としては画期的となるロンドン公演を成功させた。さらに1971年には現在でもスタンダード曲として愛されている「あの素晴しい愛をもう一度」を"加藤和彦と北山修"名義で発表。ミカバンド解散後も自身のソロ活動に加えて、吉田拓郎や竹内まりやなど数多くのアーティストとプロデュースや楽曲提供などで活躍をした。
このアルバムには映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』に登場するザ・フォーク・クルセダーズやサディスティック・ミカ・バンドやソロ作品、さらに加藤和彦がプロデューサーとしてかかわった数々の楽曲を収録。ドキュメンタリー映画のサウンド・トラックという枠組みを超えて、稀代の音楽家である加藤和彦の足跡をコンパイルしたアルバムです。
ボーナス・トラックには映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』のためにレコーディングされた高野寛、高田漣、坂本美雨、坂崎幸之助、そしてきたやまおさむなどが参加した「あの素晴しい愛をもう一度~2024Ver.」が初収録されます。
発売・販売元 提供資料(2024/05/10)