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もっと知りたいデ・キリコ

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フォーマット 書籍
発売日 2024年05月01日
国内/輸入 国内
出版社東京美術
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784808713003
ページ数 80
判型 B5

構成数 : 1枚

はじめに デ・キリコをめぐる二つの謎

第1章 1888―1909 父の死──旅のはじまり
アテネ、ミュンヘンでの修業、そしてミラノへ
第2章 1909―1919 形而上絵画──「謎としての世界」を描く
ニーチェ、ショーペンハウアーの影響のもとで
パリへの移住とサロン・ドートンヌへの出品
眠るアリアドネが待つもの
ギヨーム・アポリネールとの交流
駅の画家としてのデ・キリコ
マネキンたちの運命
フェラーラと形而上学的室内の登場
ヴィッラ・デル・セミナリオと
カルロ・カッラとの出会い
形而上絵画時代の終焉
第3章 1909―1919 技術への回帰──マティエールの追求へ
古典絵画の研究
ナルシスティックな自画像たち
「技術への回帰」以降の形而上絵画
オレステスとエレクトラは父の敵を取る
シュルレアリスムとの接触
シュルレアリスムとの断絶
小説『エブドメロス』
第4章 1929―1978 オデュッセウスの帰還
奇妙な洗礼の場――神秘的浴場
オレステスはどこへ向かうのか
無限のパロディとしての新形而上絵画
息子もまた幽霊となる

おわりに 世界を謎として見るために

コラム【もっと知りたい】
1アーチと三角形の意味―― オットー・ヴァイニンガーの幾何学的形而上学
2形而上絵画とは何か
3「技術への回帰」とは何か
4形而上絵画の受容

コラム【傑作クローズアップ】
1《通りの神秘と憂愁》
2《子どもの脳》
3《愛の歌》
4《幽霊》
5《オデュッセウスの帰還》

  1. 1.[書籍]

1919年までの「形而上絵画」、画風を一変させる「技術への回帰」、そして以降も続くデ・キリコの表現と人生を追いながら、ショーペンハウアーやニーチェの哲学、早逝した父へのオイディプス・コンプレックス的な葛藤という観点から、デ・キリコが描いた「謎」に迫る。

作品の情報

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著者: 長尾天

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