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止まり木としてのゲストハウス モビリティと時限的つながりの社会学

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フォーマット 書籍
発売日 2024年03月11日
国内/輸入 国内
出版社晃洋書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784771038264
ページ数 266
判型 A5

構成数 : 1枚

序 章 旅先の一時的なつながりをめぐって
1 ゲストハウス特有のコミュニケーション
2 移動によって変わる社会―人文・社会科学における移動論的転回
3 本書の構成

第1章 モビリティと「居合わせる」つながりの理解に向けて
1 後期近代におけるつながりの流動性―義務から選択へ
2 オン・ザ・ムーブのつながりを問う―移動・対面性・時限性
3 共同性研究との接続―新たな共同性へ
4 研究の方法―旅先の生活をともにする

第2章 ゲストハウス・バックパッカー・東南アジア――日本人バックパッカーのつながり
1 ゲストハウスとは何か
2 バックパッカー研究の論点
3 東南アジアの日本人向けゲストハウス
4 観光者のつながりの理解へ

第3章 舞台としてのゲストハウス―交流の型とその生成プロセス
1 はじめに―止まり木での交流を成立させるもの
2 カンボジア・シェムリアップのAゲストハウス
3 交流における演技的ふるまい
4 舞台装置と演出
5 交流の型の生成と維持―規定性と即興性
6 おわりに―交流供給装置と潜在的な偶有性

第4章 時限的つながりの社会的意味―とぎれの可能性
1 はじめに―つながりととぎれをめぐって
2 ゲストハウスにおけるつながりの構成
3 つながりがとぎれることへの意味づけ
4 とぎれるからつながれる
5 おわりに―オン・ザ・ムーブととぎれ

補 説 つながりの継続可能性とその技法―再接続・旅友・ディスコネクト

第5章 共在と無為によるつながり―「何もしない」観光から考える
1 はじめに
2 「何もしない」を解剖する
3 他者と「いる」ことの要請―ゲストハウスの共在感覚
4 「何も為さない」が可能にすること
5 おわりに――「する」社会における「いる」観光

終 章 「居合わせる」ことによるつながり
1 時限的つながりと非社交的社交
2 時限的つながりをめぐる社会学的探求に向けて
3 研究の展望―旅先のつながりが位置する構造的文脈

あとがき
参考文献
索 引

  1. 1.[書籍]

旅先の刹那の出会いは,
私たちに何をもたらすのか?

ゲストハウスでの長期間のフィールドワークと,モビリティ研究の丹念な整理を通じて,旅先で見知らぬ他者と出会い,かかわることの意味を探る.
「流動」の時代のつながりを問い直す,新しい観光社会学

作品の情報

メイン
著者: 鍋倉咲希

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