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独裁主義の国際比較

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フォーマット 書籍
発売日 2024年03月26日
国内/輸入 国内
出版社ミネルヴァ書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784623096411
ページ数 288
判型 A5

構成数 : 1枚

まえがき

序 章 独裁政治とは何か(石井貫太郎)
1 はじめに
2 独裁政治の定義
3 本書の構成と各章の意義
4 本書の課題

第1章 独裁政治の分析視角――"独裁"の成立・継承・瓦解(石井貫太郎)
1 政治権力の本質
2 独裁国家の成立過程
3 独裁政治の継続と終焉の決定要因
4 独裁国家への対策
5 国民生活のシミュレーション
6 結 語
7 総 括

第2章 ヒトラーの独裁体制の確立と終焉――ナチス・ドイツの独裁政治(堀内直哉)
1 青年時代のヒトラー
2 第一次世界大戦におけるドイツの敗戦と「短刀伝説」の流布
3 ワイマール・デモクラシーの崩壊
4 大統領責任内閣の成立
5 独裁権力の確立
6 独裁政治の終焉

第3章 習近平"一強"体制と民族性――中国の独裁政治(澁谷 司)
1 はじめに
2 「近代化」論について
3 中国における「幇」の存在
4 「党国体制」と三権分立
5 基層選挙及び他の合法的手段
6 監視体制と宗教者・少数民族への弾圧
7 「第2文化大革命」の発動
8 中国と台湾・ロシアの政治体制の相違
9 むすびにかえて

第4章 一党独裁と個人崇拝――北朝鮮の独裁政治(宮本 悟)
1 はじめに
2 一党独裁
3 北朝鮮の政治体制
4 北朝鮮の独裁政治の内実
5 選挙制度と政治参加から見た朝鮮労働党の統治
6 朝鮮労働党の党員数の拡大過程
7 最高指導者に対する個人崇拝
8 おわりに

第5章 ゴトヴァルト体制の成立要因と国民意識――チェコスロヴァキアの独裁政治(細田尚志)
1 はじめに
2 独裁体制の理論的整理と分析枠組み
3 チェコスロヴァキアにおける「独裁」制度化の過程
4 ゴトヴァルト独裁体制の特徴
5 ゴトヴァルト独裁体制が「正統性」を得た要因
6 緊張する国際環境とスターリンの介入
7 結 論

第6章 アサド父子の権力継承――シリアの独裁政治(新井春美)
1 はじめに
2 シリアの現状 2011年以降
3 シリアの横顔
4 シリアの政治構造
5 ハーフィズ・アサドの時代
6 バッシャール・アサドの時代
7 むすびにかえて

第7章 十二イマーム法学者の統治と国民意識――イランの独裁政治(野村明史)
1 はじめに
2 十二イマーム派の信仰とイラン国民の意識
3 十二イマーム派の成立過程とイスラーム法学者の統治論
4 イランの統治制度
5 イランの政治体制の課題と今後
6 おわりに

第8章 軍政と多様な武装勢力の関係――ミャンマーの独裁政治(佐々木研)
1 独裁的な軍事政権への移行
2 内政面の特徴
3 外政面の特徴
4 今後のゆくえ

あとがき――続編へ向けて(石井貫太郎)
人名索引/事項索引

  1. 1.[書籍]

全世界の4分の3以上の国々は独裁国家であり、全人口の80パーセント以上の人々は独裁国家の国民である。果たして独裁政治とは何か。日本では比較的馴染みの少ないこの政治体制を、代表的な国の事例を紹介しつつ検討し、独裁政治と民主政治の比較および今後の国際関係を洞察する。

作品の情報

メイン
編集: 石井貫太郎

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