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神と妖怪の防災学 「みえないリスク」へのそなえ

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フォーマット 書籍
発売日 2024年03月05日
国内/輸入 国内
出版社法律文化社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784589043214
ページ数 208
判型 A5

構成数 : 1枚

はしがき

序 章 防災における知的資源としての神と妖怪

◆第I部 風景のなかの災害リスク

第1章 空間・時間・人間のあいだに立ち現われる風景
1 風景の空間的・時間的構造
2 みえているものをそのままみているのではない
3 「立ち現われ」への還元

第2章 語ることによる災害リスクマネジメント
1 災害リスクマネジメントの意義
2 日本の伝統的リスク概念としての「わざわい」
3 わざわいを語ることによる災害リスク対応


◆第II部 妖怪と防災教育

第3章 災害リスクを伝達する装置としての妖怪
1 不可解な事象を理解するための妖怪
2 妖怪の出現する場所の多様性
3 自然災害への対応を語る妖怪伝承

第4章 妖怪を知的資源として活用した防災教育プログラム
1 防災教育をめぐる現状と課題
2 妖怪伝承を活用した安全ワークショップの枠組みの検討
3 妖怪安全ワークショップの実践
4 風土性と身体性に基づく安全教育プログラムの構築に向けて


◆第III部 神と防災コミュニティ

第5章 わざわいへの対応に向けた神社空間の形成経緯
1 神社を空間としてとらえる視点の重要性
2 神社空間形成の五つの類型
3 神社空間に刻まれたわざわいの履歴

第6章 神社空間の災害リスクポテンシャル
1 東日本大震災の被災地における神社への注目
2 南海トラフ巨大地震による津波リスクと神社の立地特性
3 自然災害に対する神社空間の総合的安全性
4 防災計画において神社空間に着目することの意義

第7章 神社空間を軸とした防災コミュニティの構築
1 地域神社の持続可能性に関する諸課題
2 地域に開かれた神社マネジメント
3 防災コミュニティ形成の契機としてのフィールドツアー
4 地域防災における「無病息災」の意義
5 神社を核とした防災コミュニティ形成のスタートアップガイド

終 章 みえないリスクへそなえるために

参考・引用文献/初出一覧
あとがき
事項索引/人名・神名索引

  1. 1.[書籍]

巨大地震や津波、暴風雨などの自然災害に対して、地域社会はどう備えるのか。各地で語り継がれる神と妖怪に着目し、日常風景に隠れる自然災害リスクを認識するとともに、人びとが「語ること」と「祈ること」を通した地域防災活動の実践に関する知見を提示する。民間伝承と神社空間を地域防災に活かす画期的な試み。

作品の情報

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著者: 髙田知紀

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